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アリス・クーパーはかつて首を吊るスタントを失敗して死にかけた経験があることを明かしている。

アリス・クーパーによれば、そのアクシデントは1988年のウェンブリー・スタジアムでの公演中に起こったものだという。

アクシデントはマジシャンのジェームズ・ランディによって発案されたスタントの最中に起きたもので、アリス・クーパーにハーネスをつけて太いピアノ線を使って絞首台に繋ぐというものだった。アリス・クーパーが首を吊られたように見せかけるため、首には縄がかけられていたが、普段はその仕掛けのおかげで安全だったという。

しかしながら、ウェンブリー・スタジアムでの公演でスタントは思わぬ事態に陥っている。「すべてのものには負荷の限界があるわけだけど、たくさんの公演をこなしていていたのに、ワイアーを新しいものに変えようという考えにも至らなかったんだ」とアリス・クーパーは「エンターテインメント・ウィークリー」に語っている。「つまりさ、永遠に大丈夫だと思い込んでたんだ」。

アリス・クーパーの普段のスタント・パフォーマンスはこちらから。

アリス・クーパーは次のように続けている。「ワイアーが切れたんだよ。自分の顎にワイアーが当たった音が聞こえたかと思ったら、その瞬間に頭がひっくり返ったんだ。わずか1秒足らずの間の出来事だったね。もしも顎に引っかかっていたら違う結末を迎えていただろうね。俺の顎に当たって、かなりのダメージを食らうことになったよ。フロアに叩きつけられて、気を失ってしまったんだ」

アリス・クーパーはまた、70歳となった今でも継続してスタントを行っていることについて語っている。

「サーカスへ行って、1人の男が12頭のトラと一緒にケージに入るっていうのを観たんだけど、その時に言うことを聞いてくれないトラがいるっていう可能性は常にあるわけでね」とアリス・クーパーは語っている。「細いワイヤーの上に乗ったパフォーマーを観ている時にも、悲劇の目撃者になる可能性はあるんだ」

アリス・クーパーはそういうスリルが自身のショウにも必要だとして、次のように続けている。「俺はいつだってそういうのを自分のショウにも入れたかったんだ。観客が観てるのはもしかしたらアリス・クーパーの最期の夜なのかもしれないっていうね」

アリス・クーパーは先日、ジョン・レジェンドともにNBCで生放送された『ジーザス・クライスト・スーパースター』に出演している。

パフォーマンスの映像はこちらから。

また、アリス・クーパー、ジョニー・デップ、エアロスミスのジョー・ペリーからなるスーパーグループであるハリウッド・ヴァンパイアーズは先日、今年6月にUKアリーナ・ツアーを行うことを発表している。

バンドにとってUKで初の公演となっており、ザ・ダークネスやザ・ダムドというハードロックのベテラン・バンドがサポート・アクトを務める。

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