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EMIのアビイ・ロード・スタジオで行われたザ・ビートルズのレコーディング・セッションの模様を生で再現する公演が2016年にUKで上演されることが明らかになっている。

「ザ・セッション」と題されたその舞台は、「超大作のステージ・ショウにしてアクセス・オール・エリアの音楽ドキュメンタリー」とされており、45人のキャストとミュージシャンによって、有名なロンドンのスタジオでザ・ビートルズによってレコーディングされた名曲が組曲として再現されるという。

来年の3月30日にチャリティでの初公開がリバプールで行われ、既に完売となっている世界初公開公演が4月1日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。UKではアリーナでの11公演が予定されており、ブライトン、カーディフ、ノッティンガム、ニューカッスル、グラスゴー、マンチェスター、アバディーン、リーズ、バーミンガムといった公演の後にロンドンの2夜連続の公演でUK公演は締めくくられる。

アビイ・ロード・スタジオのスタジオ2を“最先端の技術で”再現したセットが予定されており、公演はアビイ・ロード・スタジオのサウンド・エンジニアだったジェフ・エメリックの著書『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』に着想を得ているという。ジェフ・エメリックは今回の舞台のクリエイティヴ・コンサルタントも務めている。

プレス・リリースによれば、45人の出演者は「オリジナルのレコーディングに音響的な面で忠実に再現する」ために出演しており、うち7人がヴォーカリストで、2人がジョン、2人がポール、2人がジョージ、1人がリンゴを担当するという。このキャストによってハーモニーを完全再現する。7人のミュージシャンは、「歴史的に正確な、ヴィンテージの貴重な楽器」を使用するとされており、21人編成のオーケストラも参加する。

ザ・ビートルズによってアビイ・ロード・スタジオでレコーディングされた各アルバムは組曲となり、どうやって彼らが音楽を生み出し、スタジオで革新を起こしていったかを示すものになるという。

『エルヴィス・プレスリー – イン・コンサート・ショウ』のクリエイターであるスティグ・エドグレンが何百万ポンドの制作費でプロジェクトを進めていて、2012年のロンドン五輪の閉会式やテイク・ザットのスタジアム・ツアーのクリエイティヴ・ディレクターを務めたキム・ギャヴィンとともにエグゼクティヴ・プロデューサーを担当している。セットは、ザ・ローリング・ストーンズやAC/DC、U2のステージを手掛けるスチューフィッシュがデザインと制作を担当している。

「ザ・セッションズ」のチケットは9月18日から発売される。

公演日程は以下の通り。

London Royal Albert Hall (April 1)
Brighton Centre (6)
Cardiff Motorpoint Arena (30)
Nottingham Capital FM Arena (May 4)
Newcastle Metro Radio Arena (6)
Glasgow SSE Hydro (7)
Manchester Arena (8)
Aberdeen Exhibition & Conference Centre (AECC) (10)
Leeds First Direct Arena (12)
Birmingham Barclaycard Arena (13)
London SSE Arena Wembley (14)
London O2 (15)

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