Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

また1つフェスティバル・シーズンが幕を閉じるが、2015年夏の最高の瞬間をここで振り返ってみよう。グラストンベリーでは、カニエ・ウェストがヘッドライナーを拒否した10万人以上を沈黙させ、フローレンス・アンド・ザ・マシーンが怪我のため出演できなくなったフー・ファイターズから勝利をもぎ取った。それでは、この夏のベスト・アクト25位を紹介する。

25位 サーカ・ウェーヴス:グラストンベリー


『NME』読者からグラストンベリーのトップ・アクトに選ばれたリヴァプールの4人組サーカ・ウェーヴスは、フックの効いたヒット曲を引っさげグラストンベリーに意気揚々と現れた。ステージ前中央では数え切れない十代のファンが彼らに心を奪われた。次なる段階への飛躍を予見させる記念すべきアクトとなった。


24位 ケミカル・ブラザーズ:ベスティヴァル


“Galvanize”、“Hey Boy Hey Girl”そして“Block Rockin’ Beats” …楽曲リストは途切れることがない。ケミカル・ブラザーズは音楽業界でヒバリのごとく、こんなにも長い間歌い続けている。フェスティバルのヘッドライナーなんて汗一つかかずにこなせるだろう。ベスティヴァルのアクトの中では、最も安心して見ていられる存在で、すべての観客が楽しい時を過ごすのは保証されていた。


23位 ザ・プロディジー:T・イン・ザ・パーク


ザ・プロディジーにとっては「いつか来た道」だろう。しかも、実に7回目。だが、実際、彼らのT・イン・ザ・パークでのアクトが当初の予定ラインナップではなかったとしても、観客は気にしなかっただろう。フェスティバルの新しい会場に清めの儀式を行うがごとく、ザ・プロディジーはT・イン・ザ・パークを新たな時代へと導く、馴染み深い快楽の1ピースだった。彼らが末永くレイヴし続けますように。


22位 ライオネル・リッチー:グラストンベリー


去年のドリー・パートンの後に続くというハードなアクトを任されたライオネル・リッチー。しかし、今年そのグラストンベリーのレジェンド枠にあの熟練の大げさなプロ意識全開で果敢に挑んだ。ビックリしたコメディアンみたいな顔と、酒を飲み干すような素振りで、大勢の観客と大合唱した。ライオネル・リッチーはステージを日曜の朝みたいに気楽な雰囲気にした。いや実際は昼下りだったけど。


21位 ミッシー・エリオット:ベスティヴァル

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6年振りのUKでのアクトだったが、ミッシー・エリオットのパワーは相変わらすだった。ベスティヴァルでは、最終日の夜のヘッドライナーだったが、そのアクトはヒット曲だらけだったし、そのいくつかを2回歌った。(例えば“Lose Control”)もうこれは、観客のためというより自分のためだよね。


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