Photo: ANDY FORD/NME
ノエル・ギャラガーは7歳と10歳の2人の息子を持つ父親として、そしてリアム・ギャラガーという弟を持つ兄として2人の男兄弟を育てる秘訣について語っている。
ノエル・ギャラガーは現在の妻であるサラ・マクドナルドとの間に10歳のドノヴァン・ギャラガーと7歳のソニー・ギャラガーをもうけている。また、最初の妻であるメグ・マシューズとの間には長女のアナイス・ギャラガーをもうけている。
元オアシスのギタリストであるノエル・ギャラガーは米「ナショナル・パブリック・ラジオ」のインタヴューの中で、男兄弟を育てる秘訣について語っている。
「基本的には単純だよ」とノエル・ギャラガーは語っている。「家庭に愛と敬意が溢れていれば、それでいいんだ。子供たちを愛していて、妻を愛してる。それだけだよ。俺の息子たちは最高に幸せな男だと思うよ。でも、勘違いしないでほしいのは、彼らが手を出せば、俺の人生にあるあらゆることを破壊しかねないっていうことだ。奴らは何にも敬意を払わないからね……それに、2人は犬や猫みたいに喧嘩するんだ。それでも、奴らは素晴らしい子どもたちだし、愛嬌もあるし、面白い奴らだよ。なぜなら、彼らの周りは愛と敬意で溢れてるからね」
ノエル・ギャラガーは次のように続けいる。「そういう家庭で育てられなかったのなら、それをそのまま子どもたちに引き継ぐことになるんだ。誰かが、どこかでその連鎖を断ち切らなければいけないんだよ。そこでキーになるのが奥さんなんだ。もしも父親が奥さんを愛していれば、子どもたちにとっても楽だよね。それ以外に学ぶことなんてないからね」
インタヴュアーから自身の父親について、奥さんを尊敬してなかったと指摘されると、ノエル・ギャラガーは次のように答えている。「その通りだよ。あいつはとんでもない旦那で、とんでもない父親だったんだ。俺からしてみれば、そういうのがロールモデルで、そうに育てられたんだから、同じようになるのは簡単だった。けど、俺にとって幸運だったのは、常に叔母さんたちが周りにいたっていうことなんだ。母親に7人の姉妹がいてね。いろいろな理由で、俺は女性寄りなんだよ」
「最近、奥さんがディナーに友人を招いた時のことを思い出すよ。彼女たちはフェミニズムについて話していて、俺は『フェミニズムね、なんだっていいよ』って感じだったんだけどさ。そしたらサラに、『何を言っているの？ あなたはフェミニストじゃない』って言われてね。俺は『マジかよ？』ってなったよ。そしたらサラが俺がフェミニストである理由を全部リストアップしてくれたよ。今は言うつもりはないけどね」
その後インタヴュアーから一例を教えて欲しいと促されると、ノエル・ギャラガーは次のように語っている。「サラから言われたのは、『そうね、あなたは女性を平等に扱っているし、女性蔑視も性差別もないもの』っていうことでね。俺はフェミニズムの議論をする彼女たちをちょっとバカにしていたんだけど、彼女たちは『あら、ちょっと待って』っていう感じで、俺はちょっと申し訳なくなったよ」
「本題に戻ると、2人の息子は喧嘩もするけど、お互いを愛しているんだ。両親が互いに愛し合っていれば、それは子どもを育てる上で大いに大切なポイントになるんだ。自分たちのママとパパが今でも愛し合っていることがね。ロンドンではたくさんの女の子たちが父親がいないっていう問題を抱えていたり、父親がいたりいなかったりっていうたくさんの男の子たちがいるのは知ってるよ。彼らは大人になるにつれて、本当の問題に直面することになってしまうんだよ」
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