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ニール・ヤングはフェアウェル・ツアーに乗り出すアーティストらを批判し、フェアウェル・ツアーについて「デタラメ」だと語っている。

ここのところ多くのアーティストらがフェアウェル・ツアーを発表しており、エルトン・ジョン、オジー・オズボーン、ポール・サイモン、ソフト・セルらも先日フェアウェル・ツアーを発表している。

フェアウェル・ツアーについてどう思うかと訊かれたニール・ヤングは、米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「なら、僕はシェールとツアーするよ(※シェールは何度もフェアウェル・ツアーを行っている)。シェールと僕でフェアウェル・ツアーをするんだ。僕が引退する時は、誰もが分かることになるよ。だって、それは僕が死ぬ時だからね」

「『彼はもう戻って来ないんだ! 彼は引退したんだ』って、みんな分かるわけでね。僕は『もう戻って来ない』なんて言うつもりはないよ。どんなデタラメだよっていうね。そういう気持ちになれば、そういうライヴもあり得るかもしれないけど、そんな気持ちになることはないわけでね。僕には素晴らしいバンドがいるしさ。プロミス・オブ・ザ・リアルとクレイジー・ホースっていう2つの素晴らしいバンドがいるわけでね。どちらもいいバンドで、違うんだ。でも、どちらもたくさん素晴らしいライヴをできるよ」

「プロミス・オブ・ザ・リアルは僕のやるほぼすべての曲を演奏できるんだ。彼らは素晴らしいし、エネルギーやら、何だって持ち合わせているからね。ステージに立てば、全員がヴァイブを共有するんだよね。彼らに恐れなんて1オンスもないんだよ」

クレイジー・ホースの今後について訊かれると、ニール・ヤングは次のように答えている。「そうだな、僕らは編集を終えた最新作となる素晴らしいライヴ・アルバムがあってね。『アルケミー』っていうんだけどさ。それから、僕らには2001年にレコーディングした『トースト』というアルバムもある。僕らには誰も聴いたことがないたくさんの曲が入った、1969年から70年の初期の頃のアルバムもあるんだ」

「すなわち、僕らがツアーに出たとしても披露できるたくさんのものがあるんだよ。今はツアーに出る準備はできていないけどね。僕の身体の中におかしな感情があって、そいつに聞くと『ノー』とだけ返ってくるんだよ。僕の準備が整えば、そいつも『イエス』って言うだろうね。僕はミューズに意見を伺ってみるけど、彼女はただ休息を取りなさいって言うんだよ」

ニール・ヤングは先日、ネットフリックスで配信される『パラドックス』に出演することが明らかになっており、オリジナル・サウンドトラックの詳細も発表されている。

番組とサウンドトラックは共に3月23日に配信/リリースされる。ニール・ヤングの交際相手として知られる女優、ダリル・ハンナの長編映画初監督作となる本作は「自由奔放な音楽と愛の物語」となっており、3月15日にSXSWでプレミア公開されている。

映画にはニール・ヤングのほか、ウィリー・ネルソンとプロミス・オブ・ザ・リアルのメンバーである彼の息子のルーカスとマイカも出演している。

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