ピースは新作『カインドネス・イズ・ザ・ニュー・ロックンロール』をリリースすることを発表し、それに伴って5月のUKツアーの日程も発表している。
ピースは、2015年発表のセカンド・アルバム『ハッピー・ピープル』に続くニュー・アルバム『カインドネス・イズ・ザ・ニュー・ロックンロール』をイグニション・レコーズから5月4日にリリースすることを発表している。ピースは先週、昨年12月に発表していた“From Under Liquid Glass”に続くシングル“Power”を公開しており、新作にはその2曲も収録されている。
フロントマンであるハリー・コイザーは新作のレコーディングについて、初めてイギリスの田舎に滞在した時に書いたものであることを明かしている。「僕は完全な都会人だったんだよ」とハリー・コイザーは語っている。「本物の森で半年を過ごしたんだよ。ホビットの世界のようで、まさしくホビットだったよ。すごく孤独で、恐ろしかったね」
『カインドネス・イズ・ザ・ニュー・ロックンロール』のトラックリストは以下の通り。
Power
Kindness Is The New Rock And Roll
Silverlined
You Don’t Walk Away From Love
From Under Liquid Glass
Magnificent
Angel
Shotgun Hallelujah
Just A Ride
Choose Love
ハリー・コイザーはシングルの“Power”について、バッド・フォー・ラッシェズのプロデューサーであるサイモン・フェリスとアメリカでレコーディングしていた際に遭遇した、巨大な雷雲にインスパイアされたものであることを明かしている。「脈打つような巨大な稲妻が近くの農家に落ちたのを目撃してね。僕はそれを見て、それまでの5年間で僕らのショウを共に揺らしてきたキッズたちの衝撃やパワーを思い出したんだ」とハリー・コイザーは語っている。「彼らが抱えている疑問の答えになるような曲を書きたいと思ったんだ。最終的には、武器を取れっていうような楽曲になったと思うけどね。“Power”は、我を忘れるほどの喜びに通じるドアを蹴り開けて、世界に溢れる愛に心を沈めようっていう曲なんだ」
ピースは新作のリリースと合わせて、2018年5月の広範囲に渡ったUKツアーの日程も発表している。
ピースは昨年2月、『NME』に新作の進捗状況について明かしていた。
イギリスのEU離脱やトランプ政権の勃興といった近年の政治情勢に影響を受けているかと訊かれると、ハリー・コイザーは次のように答えている。「そう思うべきだろうね。自分たちの周囲で起きているあらゆることに影響を受けないっていうのは難しい話だからね。あらゆる芸術は、それを見つめて、考えて、噛み締めて、意見を言って、吐き出して、放り投げるものなんだよ。(昨今の政治情勢は)とてもクリエイティヴな時代をもたらしたと思う」
新作のサウンドについて、ハリー・コイザーは次のように語っていた。「サウンドはいいよ。もうすぐレコーディングを始めるんだ。僕らはその入り口にいるんだよ。おそらく数週間の間にはレコーディングを始めることになる。間違いなく、僕がこれまでに聴いたことがないアルバムだよ。僕に理解できるようなサウンドではないんだ――それっていいことであって、怖いことでもあるけどね」」
ハリー・コイザーは次のように続けている。「まさしくピースっていう感じのアルバムなんだ。いま僕らが作っている音楽を表すのに、『ピース』は最適な単語のはずだよ」
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