クインシー・ジョーンズはジョン・F・ケネディを暗殺した人物を知っていると語り、さらにはイヴァンカ・トランプとデートをしたことがあると語っている。
マイケル・ジャクソンの作品のプロデュースなどで知られるクインシー・ジョーンズだが、先日の「ヴァルチャー」によるインタヴューが物議を醸している。ここで彼は、ザ・ビートルズを「世界で最悪のミュージシャン」と評し、U2はもはや良い曲を書いていないと語っている。さらにリチャード・プライアーがマーロン・ブランドと性関係を結んでいたとも発言している。
このインタヴューでクインシー・ジョーンズは、「できれば知りたくなかったことはあるか」と訊かれると、「ケネディを殺した人物のことだね」と語っている。彼はシカゴのマフィアであるサム・ジアンカーナがケネディ大統領暗殺の背後にいたのだとして、次のように語っている。「(フランク・)シナトラとそのマフィアとケネディの間には繋がりがあったんだ。(大統領の父の)ジョー・ケネディっていうのは悪い奴で、フランクに頼んで、票稼ぎの話をジアンカーナに持ちかけてもらっていたんだよ」
そして彼は次のように続けている。「これは公に話すべきことじゃないね」
現在のドナルド・トランプ大統領について訊かれると、クインシー・ジョーンズは次のように語っている。「トランプと無教養なレッドネックだよね。トランプはただ連中が聞きたいことを言っているだけなんだ。昔は彼とつるんでいたけどね。彼はクレイジーな最低の奴だよ。精神的にも未熟で、誇大妄想で、ナルシストなんだ。彼には我慢ならないね」
「昔イヴァンカとデートしたんだよね」と彼は続け、事情を明かしている。「12年前にね。(デザイナーの)トミー・ヒルフィガーが僕の娘と仕事をしていたんだけど、彼が『イヴァンカがあなたと夕食をご一緒したいそうだよ』って言ってきたんだ。僕は『喜んで。彼女はいい娘だから』って言ったよ。僕が人生で見てきた中で彼女は一番の美脚だね。父親はまずいけどさ」
同じインタヴューで彼は、リンゴ・スターの1970年のソロ・デビュー作で、彼やジョージ・マーティンと作業した際のエピソードを明かしている。そのときリンゴ・スターは「ある曲の4小節を叩こうとして3時間もかかった」という。「彼はできなくてね」とクインシー・ジョーンズは語っている。「それで、僕たちはこう話しかけたんだ。『ねえ、ビールでも飲むか、シェパーズ・パイでも食べだら? それで1時間半休んでちょっとリラックスしようぜ』ってね」
「それで、彼はその通りにしたから、僕たちはジャズ・ドラマーのロニー・ヴェレルを呼んだんだ。ロニーは15分ほどでやって来て、見事にやってのけてくれてね。そして、リンゴが戻ってきて『ジョージ、もう一度再生して聴かせてくれない?』って言ってきてね。ジョージがそうしたらリンゴが『そんなに悪くなかったね』って言うもんだからさ。僕はこう言ってやったんだ。『そうだね。だって叩いたのは君じゃないんだからね』ってさ。いい奴ではあったけどね」
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