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ラナ・デル・レイのライヴ会場の周辺で、誘拐未遂の罪である男性が逮捕されたという。

フロリダ州出身で43歳のマイケル・ハントは2月2日にオーランドで行われたラナ・デル・レイのアムウェイ・センター公演の会場の外で、誘拐の可能性について情報提供を受けた警察によって逮捕されている。

オーランド市警察のツイッターによると、マイケル・ハントはナイフを所持していたという。

「オーランド市警察の刑事は情報を信頼できるものと見なし、ハントの居場所を特定すべく捜査を行いました」と警察の発表した声明では述べられている。

「オーランド市警察の警察官は金曜日の夜、アムウェイ・センターから1ブロックのヒューイー・アベニューとセントラル・ブールバールのところでハントと接触しました」

「拘束された際に、ハントはラナ・デル・レイの公演チケットとナイフを所持していました。彼がグラント氏(ラナ・デル・レイの本名)と接触できるようなことは決してありませんでした」

現在、マイケル・ハントは保釈金がないためオレンジ郡刑務所に収監されており、容疑は現実的な脅威を伴う悪質なストーキング行為と武器を用いた誘拐未遂となっている。

警察はマイケル・ハントがソーシャル・メディア上でラナ・デル・レイに対し「謎の威嚇的な」脅迫を行っていたと発表しており、また『オーランド・センチネル』紙によると、マイケル・ハントは自身ものと見られるフェイスブックのページで公演までの数日間にいくつか投稿をしていたという。

「金曜日に僕の女王様に会いたい。そして、その日から僕たちの決断はずっと一つになることだろう」とマイケル・ハントは1月30日に投稿したとされている。

フェイス・ブックに投稿された映像で彼は次のように語っていたという。「おそらく僕は彼女と一緒に、彼女のツアーを終えることになるだろう。間違いなくね。そして、ダンスして、会話を持って、今後何をするかを決めるんだ」

これに対して彼の友人はその行為を歓迎するような投稿を行っている。「おおっ、おめでとう、マイケル・ハント。彼女にそっと忍び寄って、あなたの手を彼女の手に重ねるとき、彼女があなたを幸せにしてくれるといいわね!」

ラナ・デル・レイはツイッターを通して事件について次のように綴っている。「みなさん、こんにちは。私は元気にやってるわ。メッセージをありがとう。そして、明日はアトランタよ。みんなに会えるのが待ちきれないわ。(リル・)ヨッティ、あなたにもね」

ラナ・デル・レイがストーカー問題に対処することになったのは今回が初めてではない。2016年1月16日にはファンがラナ・デル・レイの自宅に侵入して、バルコニーで撮影した写真を自身のソーシャル・メディアで公開していた。

同じ月にラナ・デル・レイは彼女を脅迫した2人のロシア人ファンに対する接近禁止令も獲得している。

2015年12月にはファンがラナ・デル・レイの車を2台盗んだとして逮捕されている。さらに、その数日前には別のファンがラナ・デル・レイのガレージで寝泊まりをしていたために逮捕されている。

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