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モービーは新たなインタヴューの中でドナルド・トランプ大統領のロシア疑惑について語っている。

アメリカの複数の諜報機関は、一昨年のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ大統領を勝たせるためにロシア側からの介入があったと報じている。ドナルド・トランプ陣営の人物は複数の人間がロシア側からの人間と会ったことが明らかになり、有罪となっている。ドナルド・トランプ大統領本人の直接的関与があったかどうかについては、ドナルド・トランプ大統領は否定している。

今回、ルイスヴィルのラジオ局「WFKP」のインタヴューを受けたモービーは、ロシア疑惑について諜報機関の人間から直接話を聞いたことを明かしている。

「そう、ワシントンD.C.やニューヨークをツアーしたり、そこで過ごしている年月の中で、僕は諜報機関のコミュニティにおける数人の友人を作ることができたんだ。それで、これは1年前のことだったと思うんだけど、夕食をとっていたら、彼らはすごく憂慮していたんだよね。それは難局に立ち向かわなければいけないからじゃなくて、ワシントンD.C.の調査会社であるフュージョンGPSがトランプが原則としてロシアの諜報員として機能していると報じたことを憂慮していたんだ。現役や元のCIA職員がいたんだけど、彼らは本当に憂慮していたんだ」

「彼らは『これじゃアメリカ大統領としてロシアの諜報員がいる傀儡だ』って感じだった。それで、他にも僕に情報を教えてくれて、『そうだ、あなたは我々の誰よりもソーシャル・メディアのフォロワーを抱えていますよね。世間に伝えるやり方で、これらの情報を出してもらえませんか』なんて言ってきたんだ」

モービーはフュージョンGPSの創業者グレン・シンプソン氏が昨年8月に上院司法委員会で証言したことに触れ、この証言ではドナルド・トランプ大統領がロシアに恐喝されているかもしれないことを受け、調査を行った元英国情報部員のクリストファー・スティールがFBIと連絡を取ったことが明らかになっている。「共謀にまで及ぶのかは分からないけど、火のないところに煙は立たないわけでね。すごく致命的な形でトランプ政権がロシア人と共にいることを示す証拠を手にした時、それは不穏で、ものすごい暗部となるわけだよね」

しかし、共謀が証明されたとしても、モービーは「アメリカ連邦議会の人々が政権に責任を課すとは思えない」と続けている。「上院や下院の選挙で選ばれた人々も敵国と行政部門に共謀があったかどうか調査するのは興味があるっていう、微妙な条件下で取り組んできたわけでね。ジョン・マケインやチャック・グラスリーのような人でも責任は免除されてしまったことが僕を悲観的にさせるんだ。国や良識よりも先に党としての結束があるからね。そういうことになると思ってるんだ」

モービーはドナルド・トランプ大統領の無能力さに希望の兆しを感じていると語っている。「彼が知的で激情をコントロールできるとしたら、どれだけ危険だったか想像してみなよ。それには感謝しているんだ。暴君を抱えていくんだとしたら、少なくとも彼をバカで無力にしておかないとね」

モービーは3月2日に通算15作目となるニュー・アルバム『エヴリシング・ワズ・ビューティフル・アンド・ナッシング・ハート』をリリースすることを発表している。

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