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U2のフロントマンであるボノは、母国での紛争から逃れてきたシリア難民を受け入れるヨーロッパの方針を讃えている。

ボノはイタリアの新聞『ラ・スタンパ』に最近のヨーロッパにおける難民危機について語り、「今週、信じられないくらいすごいことが起きている」としている。

「僕らは、21世紀においてヨーロッパをどうしていきたいのかという転換点にいるのかもしれないよ。今週、信じられないくらいすごいことが起きているんだ。ヨーロッパは7日前とは同じじゃないんだよ」とボノは語っている。

シリア難民に自分たちのオモチャを贈るドイツ人の子供の写真についても「ヨーロッパの歴史に残るだろう」としており、ドイツのアンゲラ・メルケル首相については「ヨーロッパの人道的象徴」と呼んでいる。

ボノは、9月5日にイタリアのトリノで行われた公演のなかで、ヨーロッパにおける難民危機について自身の意見を述べており、曲間でボノは次のように語っている。「僕らはヨーロッパやアフリカで起きている難民危機についての答えがどんなものであるのかが分かっていない。でも、僕らはこれを解決できなかったら、美しい概念であるヨーロッパというもの自体がもう終わるんだよ。だから、解決しなきゃならないんだ、どんな事態にせよね」

ボノは“Pride (In The Name Of Love)”の歌詞を「One boy washed up on an empty beach(誰もいない砂浜に打ち上げられた一人の少年)」という一節を含むものに変えて、その写真が今回の難民危機の象徴となっている難民の少年、アイラン・クルディに言及している。

U2は5月から今回のツアーを行っており、10月にはUK公演を行う。

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