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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは、8月8日にシンシナティでの質疑応答の模様を撮影したファンの動画がネット上にアップされている。ビデオの中で、彼はドナルド・トランプが、アメリカ大統領選挙キャンペーンに「カオス理論」の要素を取り入れたとして、評価をしている。

ビリー・コーガンは、ドナルド・トランプを大統領候補として支援しないとしつつも、彼が選挙戦にエンタテインメントの要素を加えたとして、それを評価をしている。

「ドナルド・トランプがカオス理論を(選挙戦に)もたらしたのは、クールだね。彼は、多くのことをオープンにしようとしている。だから、結局は自分たちでコントロールしたくても、できなくなるだろうと思うよ」

ビリー・コーガンは次のように続けている。「これは、まるで音楽業界のようだ。誰もが支配されていて、大失敗をやらかす奴についていくやつもいる。彼がへまをするのはいいことだと思うよ。だって、彼が誰であろうとも、政界は彼を必要としていないからな。より大きなレベルで意見交換がされて、展開していくだろう」

「いわば、ロックンロールみたいなもんさ。退屈なものだけど必要なのさ……どうしてかって? 信じるか信じないかは別として、今回の共和党の討論会の視聴者は2,400万人だと言われている。この数字は、前回(4年前)の選挙戦の時の最初の共和党討論会の8倍だよ。それだけ、人々が関心を寄せているってことだ」

「俺が言いたいのは、政治とエンタテインメントに違いなんてないんじゃないかってことだよ。もはや違いなんてないと思うんだ。実際、どうでもいいことにタグ付けして、みんな満足しているだろう?」

「俺は、動物愛護については主張する。ライオンの『セシル』の件については、全くひどいことだと思うよ。憤りを感じるのは、人として当然の反応だろう? 保護されているライオンが何で撃ち殺されなければならないんだよ? これは、毎日世界中で亡くなっている子供たちについても言えることだ。俺たちは(動物のことだけじゃなく、子供たちのことや)他のいろんなことにも同じような感情反応をするべきだと思う。人は物事によって異なる感情反応を示すことがあるからな」

以上のコメントは、8月6日にフォックス・ニュースで放送された共和党の大統領候補討論会から2日後に、ビリー・コーガンが語ったものとなっている。スマッシング・パンプキンズはコンサートツアーを再開し、8月8日のシンシナティは、8月中旬に終了したアメリカ延長ツアーの最終日から2番目のライブだった。

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