ノエル・ギャラガーはオアシスでのキャリアを振り返り、自身のキャリアにおけるピークについて語っている。
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは本日11月22日に日本先行でサード・アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』をリリースしている。
アイルランド版『インディペンデント』紙のインタヴューに応じたノエル・ギャラガーは、オアシスの後期は音楽への情熱を失ったと過去に語っていたことを指摘され、どのように情熱を取り戻したかについて次のように語っている。
「俺も最近それについて考えたことがあってね。人々はおそらくあの時に俺が初めて創造性の壁にぶち当たったと考えているんだろうけど、俺にはそれがどういうものであったかすら分かってなかったんだ。それまでに経験したことがないことだったからね」
「同じ意味で、俺は『ディフィニトリー・メイビー』がピークだとも思っていなかったんだよ。それまでに経験したことがないものだったからさ。それでクリエイティヴィティを追い求めるようになったんだけど、それを追い始めて無理強いし始めるようになると、無理強いしてしまったところで、それは自然なことではなくなってしまうんだよ」
「『ビィ・ヒア・ナウ』をもう一度聴いてみるとさ、聴き返すことはないけどね、頑張りすぎたなっていう気がするんだよ。5年くらい間を置くべきだったなってね。ピークはそれが自分を見つけ出してくれた時に戻ってきてくれるんだ。ポール・ウェラーがくれた助言の一つに、こういうのがあるんだ。『追いかけては駄目だ。もし戻ってきてくれたら、素晴らしいけどね』っていうね」
ノエル・ギャラガーはまた、オアシスの『ディフィニトリー・メイビー』と『モーニング・グローリー』が自身のキャリアの中でのピークだったと思うかと訊かれると、次のように答えている。「アルバムの売上で言えば間違いないね。ただ、今は今回のアルバムのこともそう思ってるんだ」
「俺はピークを迎えてるんだよ。ある種のピークをね。ピークっていうのは浮き沈みと関係しているわけでね? ある時に下にいたら、その次は上にいるんだ。そういうわけで、俺はある種のピークを迎えてるんだよ。このピークがどの程度の高さのものかは俺にも分からないけど、人生でも初めてこういう結論に辿り着けた気がしているんだ。そして、今後、それに俺がどう応じていくからというのは興味深いよね」
ノエル・ギャラガーは同じインタヴューの中で、自身のソングライティングについてレディオヘッドと比較して次のように語っている。
「俺よりも技術的にましなソングライターはいる。それが誰かは『ガーディアン』紙のライターが教えてくれるさ。だけど、俺以外の人が書いた曲は本当にこの世代の人の心に触れられたのかな? レディオヘッド? 人々はどんなときに彼らの曲を聴くんだい? 出かける時なのか、帰ってきた時なのか? なぜなら、俺には考えられないからさ」
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