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リンキン・パークは亡くなったフロントマンのチェスター・ベニントンに捧げる新たなライヴ・アルバムをリリースすることを発表している。

チェスター・ベニントンは今年7月に自殺で亡くなっている。先月、システム・オブ・ア・ダウンやブリンク182などが参加した豪華アーティストによるチェスター・ベニントンの追悼コンサートが開催されている。

今回、最新作『ワン・モア・ライト』のツアーの音源で構成されたライヴ・アルバム『ワン・モア・ライト・ライヴ』が12月15日にリリースされることが決定している。アルバムにはストームジーも参加している。

このライヴ・アルバムについてのバンドは声明を発表しており、その全文訳は以下の通り。

「僕らはこのライヴ・アルバムを『ワン・モア・ライト』に心血を注いでくれた僕らの兄弟であるチェスターに捧げます。アルバムをレコーディングし終えた後、チェスターについてこんな冗談を言っていたのです。彼はスタジオでも見事なパフォーマンスを見せてくれていたので、毎晩ステージで魔法を生み出すために、ハードルをものすごく高く設定してしまったなと。当然のことながら、彼はそうした挑戦を歓迎しました。

2017年の夏に僕らが行ったライヴは途轍もないものでした。チェスターは今回のツアーをこれまででも最高のツアーだと感じていることを私たちに語っていました。ステージで体験した友情と楽しさは、僕らメンバーそれぞれやファン、そして音楽との深い関係性が反映されたものでした。

毎晩、ステージに出ていく前、僕らは身を寄せ合い、集中して、直前に思いついたことは何でも言い合いました。チェスターはいつも演奏する都市の名前で超一流のダジャレをかます役目を担っていました。それは僕らにとって儀式みたいなものでした。なにより、それは僕らが夢を生きていることへの感謝を表す時だったのです。

チェスターはクルーへの感謝も決して忘れませんでした。僕らと一緒に旅した人々が毎晩、僕らの夢を現実のものしてくれたのです。彼らがいなければ、これらのライヴは不可能だったでしょう。

チェスターは誰よりも情熱的で、類稀なほど寛大で、繊細で、楽観的で、優しい人でした。彼はその声で痛みをカタルシスに、信頼をアートに、情熱を繋がりに変えました。こうした曲を彼は自分の人生に捧げることを見事に成し遂げてみせたのです。このツアーに来てくれた人々には感謝します。来られなかった人にはこのライヴ・アルバムが僕ら6人にとってこれらのライヴがどれだけ素晴らしいものであったか伝えてくれることを願っています」

iTunesではアルバムの予約が受け付けられており、予約すると先行で“Crawling”をダウンロードすることができる。

アルバムのトラックリストは以下の通り。

Talking to Myself
Burn it Down
Battle Symphony
New Divide
Invisible
Nobody Can Save Me
One More Light
Crawling
Leave Out All the Rest
Good Goodbye (feat Stormzy)
What I’ve Done
In the End
Sharp Edges
Numb
Heavy
Bleed It Out

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