ノエル・ギャラガーはギター・ミュージックの現状について語り、グリーン・デイやフー・ファイターズを例に挙げて批判している。
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは通算3作目となるニュー・アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』が11月22日に日本先行でリリースされる。
ノエル・ギャラガーは現地時間11月9日にイタリアで行われた合同インタヴューの中でギター・ミュージックの現状について語っている。「ギターでやってる連中にとって、ギターを手に取ってニュースで報じられているようなことを歌うっていうのはすごく簡単なことだと思ってるんだ。そうしたことにすべて意味があるのか分からないね。今日この時代においては、喜びと希望に満ちた歌を書くほうがよほど革命的だと思うね」
「ギター・ミュージックはどんどん叫ぶものになってきているように思うね。例えば、デイヴ・グロール、彼は何について叫んでるんだ? グリーン・デイは、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジは、何について叫んでるんだよ? 奴らが叫んでるのはニュースだろ。誰がニュースについてなんて歌いたいんだ?」
「ニュースなんて退屈だよ。ドナルド・トランプなんてマジで退屈だしさ。政治なんてつまらないね。北朝鮮のチビで太った奴、あの見た目は笑えるけどさ、でも退屈だな。なんでニュースについての曲なんかを書きたいかね? 喜びと希望に満ちた曲を書くことこそすごく革命的だと思うね。だろ、絶対そっちのほうが革命的だよ」
インタヴューの音源はこちらから。
ノエル・ギャラガーは先日、新作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』について賛否両論になることを狙っていたと明かし、「パーカーの猿ども」を喜ばせることについては気にも掛けていないと語っている。
“Holy Mountain”が「ファンを二分している」ことについてマネージメントから知らされたことを明かして、ノエル・ギャラガーは次のように語っている。「言っとくと、それが狙いだったんだ。一方は『こんなのクソだ。“Live Forever”を書いた男であるわけがない』とか言うんだろうけど、もう一方は『これは素晴らしい』っていうね。これまで到達したことがない地点だよね」
ファンが「ギターを掻き鳴らして、希望に満ちたサビのある、愛や若さの喪失について歌ったメランコリーな曲」を期待していることを認めつつもノエルは次のように語っている。「それは今の俺のいる場所じゃないんだ。みんながそれを求めてるのは知ってる。でも、それは連中の求めてるものであってね」
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