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ファーザー・ジョン・ミスティは、自身をヒトラーに喩えたブログに対して手紙を送ったとされるテイラー・スウィフトの報道を受け、現在は削除されてしまったもののフェイスブックにテイラー・スウィフトを揶揄する文章を投稿している。

カルチャーと政治を扱うブログである「ポップフロント」は、今年9月に「すみやかに(Swiftly)オルタナ右翼へ」と題した記事を発表しており、ブログではテイラー・スウィフトのシングル“Look What You Made Me Do”の歌詞やミュージックビデオを分析しており、それらが「白人の特権と白人の怒りの擁護」を示唆していると綴られていた。

ブログの編集者であるミーガン・ヘアニングによれば、「ポップフロント」はブログの投稿を巡ってテイラー・スウィフトの法律顧問から手紙を受け取ったとし、「直ちにスウィフト氏を中傷する明らかに虚偽の記事を撤回し、あらゆる媒体から記事を削除して記事の公開や拡散を停止する」よう記されていたという。

「ステレオガム」によればファーザー・ジョン・ミスティは現地時間11月8日、反語的な皮肉と共にテイラー・スウィフトを揶揄する文章をフェイスブックに投稿していたという。

全文訳は以下の通り。

「この投稿は必要ないかもしれないけど、自分の音楽がオンラインの媒体にそのイデオロギーや偏見を通して解釈され、それを体現するものとして取り上げられていることに気がついてね。このグループに関与してないし、何度も彼らのレトリックやアジェンダとは距離を置こうと試みてきたわけだけど、こういうものを完全に弾劾する必要性をいまだに感じているんだ。そういうわけで、僕の法律顧問とたくさんの祈りの力を借りて伝えるよ:音楽ブログは市民社会でまったくもって容認されていなかったし、今も容認されていない。音楽ブロガーを自称する者や音楽ブログに関わっている人たちは誰しもね。音楽ブログの土台にあるのは不平等なんだよ。普遍の摂理だけに基づいた他のものよりある特定の音楽が優位にあることを維持しようと病的なまでに夢中になっているわけでね。そんなものは歓迎されないよ。ご静聴ありがとう」

一方、テイラー・スウィフトの新作『レピュテーション』については発売日の11月10日には大手ストリーミング・サービスでは配信されない可能性があると報じられている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙はスポティファイやアップル・ミュージックなど、大手ストリーミング4社の経営者が『レピュテーション』が発売日にすぐには配信されない語ったと報じている。ただし、水面下の交渉を守るために匿名で語った人物は、その方針が変わる可能性があるとも語ったという。

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