ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンは、その行いについてイエスの許しを得られると考えていたことが明らかになっている。
マーク・チャップマンは1980年12月8日にニューヨークのダコタ・ハウスの外で、オノ・ヨーコと共にレコーディング・スタジオから帰ってきたジョン・レノンを殺害している。彼は1981年に懲役20年が宣告されており、2000年以降は2年ごとに仮釈放を求めているが、9度却下されている。
今回、凶悪犯の品々を専門的に扱う「シリアル・キラー・インク」というサイトでマーク・チャップマンが書いた手紙が売りに出されていたという。
マーク・チャップマンのペンパルである「マイケル」に宛てて1992年に書かれた手紙のなかで、マーク・チャップマンは次のように述べている。「イエスは実在の生きた人間だとやっと分かったんだ」
「イエスはすべてだ」と彼は綴っている。「僕はこのことにアッティカでの長い日々の中でこのことに気づいたんだ」
「彼が死ぬことを選んだことで、我々の罪、僕の罪でさえ許されるんだ。12年前、僕はロックのスーパースターである元ザ・ビートルズのジョン・レノンを銃で殺害した。ここであれは最低の事件だったと言わせてほしい。僕は二度とそのことを忘れないよ」
この手紙は「シリアル・キラー・インク」で匿名の購入者に265ポンド(約4万円)で売却されたという。「シリアル・キラー・インク」を運営するエリック・ホラーは『ザ・ミラー』紙にこの手紙をマーク・チャップマンのペンパルから入手したと語っている。
「私がマーク・チャップマンと連絡をとっていたわけではありません」とエリック・ホラーは語っている。「あの手紙はウェブサイトに掲載してから1時間で売れました。私はもっとマーク・チャップマンの品々を手に入れたいと思っています。よく売れますからね」
ジョン・レノンについては、彼所有の手書きのコメントが入った『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の初期バージョンがオークションに出品されることが決定している。
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