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ビョークは、デンマーク人監督のラース・フォン・トリアーがハラスメント行為を否定したことを受けて、「#MeToo」キャンペーンを支持することを表明し、ラース・フォン・トリアーから受けたセクシャル・ハラスメントの被害について詳しく述べている。

週末、ビョークはとある映画監督から性的なハラスメントの被害に遭った体験について述べており、性的な誘惑を断ったことで、「不当に扱われた」と主張している。ビョークは加害者の名前を明かさなかったが、デンマーク人であることを明かしている。

ビョークはラース・フォン・トリアーと2000年公開の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で仕事をしている。ビョークは声明で実名までは挙げていなかったものの、ラース・フォン・トリアーはデンマークの『ユランズ・ポステン』紙にコメントを寄せ、ビョークの主張は「事実ではない」としている。続けて、彼はビョークが彼の作品の中でも「最も素晴らしい演技をもたらしてくれた」と語っている。

今回、音楽界やエンタテインメント業界の多くの女性たちがアリッサ・ ミラノの「#MeToo」キャンペーンを支持し、オンライン上でセクシャル・ハラスメントを非難していることを受けて、ビョークはラース・フォン・トリアーから受けたハラスメントの詳細を明かしている。

ビョークはフェイスブックに次のように投稿している。

「#MeTooの精神を尊重して、私のデンマーク人監督との体験をより詳しく説明することで、世界中の女性に手を貸したいと思います。こういった性質のことを公に発表することは非常に難しく感じます。特に犯罪者たちに即座に笑われてしまうならなおさらです。私は長年にわたって明かすことを躊躇っている人々に心から同情します。しかし、私は変化を起こすことができるのはまさに今であると感じています。これが私がセクシャル・ハラスメントに遭遇したと思われるもののリストです。

1. テイクが終わるごとに、監督は私のもとへ走って来て、クルー全員の前でも私が1人の時でも、長時間、私の肩を抱きしめた。そして、私の望みに反して、数分間私を撫でることもあった。

2. この行為が2ヶ月続いた後、私は彼に触ることをやめるように言った。すると、彼はセットにいるみんなの前で激怒し、椅子を壊した。それは女優に触れることをずっと許されていた人のようだった。そして、私たちは全員家に帰された。

3. 撮影期間中、彼は生々しい描写を使って、居心地の悪い、身のすくむような、望まない性的提案を囁いてきた。私たちの横に彼の奥さんが立っていることもあった。

4. スウェーデンでの撮影中、奥さんが隣室にいるにもかかわらず、彼は明らかな性的な意図をもって、夜中に彼のバルコニーから私の部屋によじ登ると脅してきた。私は友達の部屋に逃げ込んだ。この時、私はついにこれらすべての深刻さに気付き、一歩も引かないことを決心した。

5. 彼のプロデューサーを使って、メディアで私が扱いにくいという話を捏造した。これはワインスタインの手法、そしていじめと見事に一致する。私はシャツを食べたことなど一度もないし、それが可能であるかさえ定かでない。

6. 私はセクシャル・ハラスメントに応じなかったし、同意もしなかった。その時から私は扱いにくいと表現されるようになった。もし、扱いにくいということが、あのように扱われることに抵抗することなのであれば、私は認めよう。

希望

この呪いを解こう

やさしさを

ビョーク」

ビョークの声明や「#MeToo」キャンペーンの声明は、多くのレイプや性的暴行疑惑受けて、ハリウッドのプロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインに非難を浴びせるものとなっている。

映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインは先週、自身の会社の役員会から解雇されており、30年以上にわたるハラスメントの疑惑で厳しい捜査を受けており、弟のボブ・ワインスタインは彼を非難して「吐き気がするし、下劣だ」としている。

ビョークは通算9作目となるニュー・アルバム『ユートピア』のリリースが控えている。

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