ビョークが映画業界で仕事をしていた際に、セクシャル・ハラスメントの被害を受けた経験があるとする声明を発表している。さらに、彼女はハリウッドの大者であるハーヴェイ・ワインスタインに対して声を上げようと一歩を踏み出した勇敢な女性たちを賞賛している。
ハーヴェイ・ワインスタインは、20人以上に及ぶ女性から性的な違法行為を告発される事態に直面しており、自身の会社を先日解雇されている。彼が特定の人物として引用されているわけではないものの、ビョークは声明の中でハリウッド業界において男性が自身の権力を乱用して、女性を巧みに操り、嫌がらせをしていると言及している。
ビョークのフェイスブック・アカウントには、ある映画監督からハラスメントを受けた経験が語られている。彼女は次のように綴っている。「オンライン上のあらゆる場所で声を上げている女性がいるのに触発されて、デンマーク人の監督から受けた私の経験について語ります」
「私が女優という職業に足を踏み入れた時、性的な嫌がらせをされる下等な存在として私の役割と屈辱を受けることが当たり前となっていたのは、私にとって極めて明らかなことでした」と彼女は続けている。「その監督にとってはもはや変えることのできないものであり、何十人といるスタッフがそれを許容し、助長していたのです」
ビョークはさらに次のように述べている。「私の精神力と素晴らしいチームのおかげで、そして演技の世界において何も野心を持っておらず失うものが何もなかったため、私はそこから抜け出して1年をかけて回復することができました」
「私の意見では、私と衝突した後に彼の映画に出演した女優は、より公平で有意義な関係を持つようになっていました。だから、希望はあります」
ビョークのフェイスブックへの投稿はこちらから。
https://www.facebook.com/bjork/posts/10155777444371460
ビョークは先日、『W』誌の最新号の特集で自分自身にインタヴューを行うという珍しい企画を行っており、その内容は創造性、性、愛、フルートといったものにまで及んでいる。
ビョークの通算9作目となるスタジオ・アルバム『ユートピア』は来月にリリースされると見られているものの、正式なリリース日は現時点で発表されていない。
先日、ビョークは最新シングル“The Gate”のミュージック・ビデオを公開している。
“The Gate”のミュージック・ビデオはこちらから。
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