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ブルース・スプリングスティーンは、将来的に選挙に出馬するつもりがあるかや、これ以上反ドナルド・トランプ大統領の曲を書くつもりはない理由について語っている。

ブルース・スプリングスティーンは先日、ニュージャージー州知事に立候補したいと思っているかを『ヴァラエティ』誌から訊ねられて次のように応じている。「んーと、ありえないね。政治の世界でビジネスをするつもりはない。僕はちゃんとした政策を立案することにはまったく興味がないからね。エンターテイメント界に身を置きながらそういうことに興味がある人たちがいるのはわかるけど、僕はミュージシャンだしさ」

ブルース・スプリングスティーンは以前ドナルド・トランプ大統領を「バカ」と称していた他、4月には“That’s What Makes Us Great”という反トランプのためのプロテスト・ソングをリリースしている。しかし、彼は「反トランプを掲げる非難の曲を書く気には全然なれないんだ。今のところは必要性を感じないしね」と述べている「少し過剰なように感じるからさ」

ブルース・スプリングスティーンは次のように続けている。「僕は自説を主張するようなことに関しては態度を決めかねているんだよ。みんな基本的に音楽は楽しむために聴いているんだって今も思っている。みんなの日常的な事柄を歌ってもいいし、政治的なトピックを歌ってもいい。音楽はそういうのをうまく表現できると信じている。それでもこう思うんだ。根本的に、音楽は心の事柄を扱うものだってね。みんな政治よりもっと深い部分に到達させてほしいと思っているし、普段の生活において最もパーソナルな自己の内面や最も深刻な葛藤の内側にのめり込ませてほしいと思ってる。そういう次元に到達したいんだよ。みんなそれを常に求めているのさ。僕は論争を生むだけの作品を作ることは決してしないし、作ってもリリースはしないよ。オーディエンスの好意の乱用だって僕には感じるからね」

さらに、2016年の米大統領選においてヒラリー・クリントンを支持することに初めは消極的に見えたのはなぜかを訊ねられて、次のように応じている。「彼女は素晴らしい大統領になると思っていたよ。今でさえそう感じているしね」

ブルース・スプリングスティーンは先日、亡くなったトム・ペティに追悼の意を表明しており、「長年見失っていた兄弟」と称する彼の死に「失意で胸が張り裂けそうだ」と述べている。

「Eストリートを下ってきたけれど、トム・ペティの死に失意で胸が張り裂けそうだよ。遺族とバンドメイトに思いを捧げます」とブルース・スプリングスティーンはツイートしている。「いつも彼の音楽には深い親近感を感じていたんだ。いつ会った時でも偉大なソングライターでパフォーマーだった……それは長年見失っていた兄弟に会うような感じだった。僕らのこの世界は彼なしでは悲しいものになるだろうね」

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