カーク・ハメットはメタリカが1991年にリリースした名曲“Enter Sandman”のメイン・リフを書く際にサウンドガーデンから影響を受けたと語っている。
セルフ・タイトルを冠したアルバム『メタリカ』のオープニングを飾る“Enter Sandman”はいまだにメタリカのキャリア最大のヒット曲であり、1991年8月の全米シングル・チャートで16位にランクインしている。アルバム『メタリカ』はアメリカだけで1600万枚以上のセールスを記録している。
現地時間9月13日にボストンのラジオ局「98.5 ザ・スポーツ・ハブ」の番組「タッチャー・アンド・リッチ」に出演したカーク・ハメットは1990年に“Enter Sandman”を作る際のインスピレーションについて語っている。
「あれは特定のものがあってね」とカーク・ハメットは語っている。「すごく明確な記憶が残っているんだけど、あれは朝の2時か3時くらいでさ。ちょうどサウンドガーデンの2枚目のアルバム『ラウダー・ザン・ラヴ』を聴いていたんだ。サウンドガーデンがまだ、少しアングラでインディー・レーベルに所属していた頃だね。俺はあのアルバムを気に入っていてね。あれはサウンドガーデンのアルバムでも素晴らしいよね。それで、あのアルバムを聴いて、インスピレーションを得たんだ。ギターを手にとったら、あのリフが出てきたんだよ」
カーク・ハメットは、「それがクールなリフであること」にすぐ気付いたと語っている。「リフがクールってことには気付くものなんだ。弾いてみて、もしそれがクールなリフだったら、すぐノれるからね」とカーク・ハメットは説明している。「だから、俺は『ああ、これはかなりクールだな。感じもいいし、サウンドもいい。音の組み合わせも素晴らしい』って思ったんだ」
カーク・ハメットは、バンドのメンバーの一人にリフを演奏すると、すぐに曲が形になり始めたことを回想している。「ラーズ(・ウルリッヒ、メタリカのドラマー)はリフを聴くと、『最初の部分を4回繰り返してくれ』と言ってさ。俺が繰り返すと、彼は『それだ』って言ったんだ」
メタリカは1986年に発表した通算3作目のアルバム『メタル・マスター(原題:Master of Puppets)』の再発盤が日本盤でも11月17日にリリースされることが決定している。
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