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ハリケーン・ハーヴィーに被害を受けて避難している人々に娯楽を提供しようとテキサス州オースティンでは300人以上のミュージシャンがボランティアに集まったという。

このハリケーンによってテキサス州では甚大な冠水被害が起きており、少なくとも30人が亡くなっている。また、自宅を離れなければならなかった人々が30000人以上避難している。

救援活動の一環としてアメリカ赤十字社は、テキサス州オースティンにあるATXミュージック・オフィスに連絡をとり、避難者に娯楽を提供するためヴォランティアのミュージシャンを探してもらうよう要請している。ATXミュージック・オフィスがツイッターで募集をかけたところ、申し出が殺到したという。

「非常に突然の募集だったので、どれだけの申し出があるのかは分かりませんでした」とATXミュージック・オフィスのステファニー・バーバラは「オースティン360」に語っている。24時間以内に165人を超えるミュージシャンがボランティアを行ったという。

「申し出は続きました」とステファニー・バーバラはテレビ局「KUVE」に語っている。「ウクレレ・ミュージシャンからDJ、エンジニアまで全員が自分のできる方法で手伝ってくれました。私は生涯を通してオースティンに住んでいて、自身もミュージシャンですが、こんなことは見たこともありません。人々は元気づけてくれるような音楽、この騒乱を忘れさせてくれるものをリクエストしていたのです」

「ミュージシャンだけではありませんでした」と彼女は続けている。「バストロップ郡の女性はメールをくれて、『ミュージシャンではないけれど、バストロップでベーカリーをやってるの。避難者にカップケーキを送りたいんだけど、どこに持っていけばいいか教えて』と書いてありました。アロマセラピーのキットを届けたいという女性もいましたし、別の人はセラピー犬が必要かどうかを尋ねてきました」

ATXミュージック・オフィスは最終的に315人の申し出を受けて、募集を停止したという。

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