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メタリカのフロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドは、無断でメタリカのTシャツの上に自身の顔などを載せた「ヴィンテージ」風Tシャツを販売しているカイリーとケンダルのジェンナー姉妹を批判している。

ジェンナー姉妹の「ワン・オブ・ワン」コレクションは、ピンク・フロイド、トゥパック、メタリカ、ノートリアス・B.I.G.、ブラック・サバスといったアーティストのバンドTシャツを改作しており、Tシャツの上から姉妹のイニシャルである「KK」の文字や、自身の顔写真、インスタグラムの投稿などを重ねている。

オンライン上での大炎上、シャロン・オズボーンやノートリアス・B.I.G.の母親であるヴォレッタ・ウォレスなどからの多数の批判を受けて、そのコレクションはたった24時間後に販売が中止されている。アーケイド・ファイアはジェンナー姉妹に抗議するために、同様の手法をとったデザインのTシャツを販売している。

METALLICA_JENNER_SHIRT

今回はメタリカのフロントマンのジェイムズ・ヘットフィールドが「ETカナダ」の取材に対して問題となっている商品に自分のバンドの画像が使われたことについて次のように述べている。

「思うに、彼女たちが考えていたことは『私たちがやりたいことは何でもできる』ってことだろう。俺にとったら、あれは失礼だね」と彼は語っている。「俺たちは36年間一生懸命やってきて、みんなと本当に密接な関係を維持して、一つ一つの音を聴かせるためにベストを尽くしてきた。俺たちがそう感じてきたものの上に、誰かさんが何かをただ被せたわけだ」

「崇拝すべきだとかではないけど、いくらか敬意を示してほしいね」

ケンダルとカイリーのジェンナー姉妹はコレクションの販売中止後、次のような謝罪のメッセージを投稿している。

「これらのデザインは思慮に欠けるものでした。憤慨させられ、気分を害されたすべての人々、特にアーティストやその家族の方々に深く謝罪します。私たちは彼らの音楽の大ファンで、カルチャーのアイコンを軽蔑するような意図は決してありませんでした。このTシャツは小売店から回収され、すべての画像が取り除かれています。この機会を過ちから学ぶ機会にしたいと思います。重ねてお詫び申し上げます」

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