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全英シングル・チャートを集計するオフィシャル・チャート・カンパニーは、今年3月のエド・シーランによるような特定のアーティストによるチャートの独占を防ぐ目的で、チャートを集計する際の新たな基準を導入することを発表している。

エド・シーランは3月3日に『÷(ディバイド)』をリリースして全英シングル・チャートを席巻しており、チャートのトップ20のうちに16曲がランクインしているほか、上位6曲にエド・シーランの楽曲がランクインしている。

オフィシャル・チャート・カンパニーは先日、週間シングル・チャートを集計する新たな基準を導入することを発表しており、エド・シーランが記録したような偉業が今後成し遂げられなくなる可能性が浮上している。

6月30日より、新たなルールとして一組のアーティストの楽曲がチャートインできるのはトップの3曲までという基準が設けられているほか、既存の曲が留まらずに新曲のチャートインを促せるよう、ストリーミング再生回数の割合を従来の半分の割合に減らすことが明らかになっている。今回導入された新たな基準は、現地時間7月7日発表の全英シングル・チャートから反映される。

オフィシャル・チャート・カンパニーの代表取締役であるマーティン・タルボットは、『ミュージック・ウィーク』誌に対して新たな基準の導入は「新たな音楽をサポート」するためだと説明し、以下のように語っている。

「これはアルバム収録曲のためのチャートではないのです。私たちは、シングル曲のためのオフィシャル・シングル・チャートを維持していきたいと考えています」とマーティン・タルボットは語っている。「今日では、新しい音楽や駆け出しのアーティストたちがブレイクを果たすのはいつにも増して難しくなっており、我々もその一端を担ってしまっています……今回の導入は、チャートにエネルギーを再び注入するために下された決定なのです」

一方、エド・シーランは現地時間6月25日にグラストンベリー・フェスティバル最終日のヘッドライナーとしてパフォーマンスを行っている。

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