GETTY

Photo: GETTY

スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーは新しい書籍の刊行を前にドナルド・トランプ米大統領を批判している。

コリィ・テイラーは8月8日に『アメリカ51(原題)』という書籍を刊行する見込みとなっている。本の中ではコリィ・テイラーがアメリカの現状と政治について語っているという。

「ストーン・サワーのニュー・アルバム(『ハイドログラッド』)に政治的な曲がないのには理由があるんだ。全部この本に行ってしまったんだよね」と彼は米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「そして、書いてあることっていうのがメチャクチャ激しいんだ」

「なんてひどい形で自分たちで自分を貶めることになったかということについてはマジで不幸だよな」とコリィ・テイラーは昨年の大統領選について語っている。「あいつが国連のメンバーにやったことを見たか? 人を押しのけたのを見たかよ? 『くっ、ケチで短気な最低の奴だな。お前は既に弾劾されたんじゃないのか?』って感じだったよ」

「あいつが『自由世界のリーダー」なんて恥ずかしいよ」とコリィ・テイラーは続けている。「俺は決してあいつにその資格があるなんて認めないね。あいつはすみやかに変わることなんてできないよ。それに、人々もそうやって分かり始めてると思うんだ。いろんな調査であいつの政権支持率は39%だぜ。自分のした最低な投票に対する尻ぬぐいをする理由なんてあるのかね。最低の野郎どもが。よくもやってくれたね」

コリィ・テイラーは自身のファンからその政治的姿勢に対していくらか反発もあったことを認めている。「反発も少しあったけど、リー・グリーンウッドの曲でマスかいてる奴らからだけだよ。俺たちの国は完璧じゃない。そんなデタラメを支持して、信任を与えるのなんて拒否するよ。真実じゃないからね。そうした人々はいまだに何の欠陥もないと思ってるんだろうね。でも、少なくとも問題があることを認めなかったら、どうやって問題を解決していくんだ?」

コリィ・テイラーは先日、「ザ・セラピスト」に出演して10歳の頃に性的虐待を受けていたことを明かし、以下のように語っている。「当時、俺が暮らしていたとこでは、何度も引っ越しをしたから、急いで友人を作らなきゃならなかったんだ。それで一緒に遊んだり、つるんだりする奴がたった1人しかいなかったんだ。16歳だったんだけどね。彼は音楽をやるのに家によく呼んでくれたんだけど、ある日、違うことが起こったんだよ」

「長い間、このことは誰にも話さなかった。彼は俺だけじゃなく俺の母親も傷つけると脅してきたからさ」と彼は続けている。「彼は結局自分の家を燃やしたんだ。その夜のうちに一家はいなくなった。なんかクレイジーだったよ。俺は安全だと感じるまでに時間がかかった。誰にも言わなかったよ。確か18歳になるときまで。その時までには、俺はいわばはみ出し者の仲間を見つけていたんだ」

コリィ・テイラーはストーン・サワーとして9月に来日公演を行うことが決定している。

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ