エド・シーランは、2014年に15歳で亡くなったダブリン在住の女の子が、亡くなる直前までエド・シーランと電話していたという逸話が兄によって明かされている。
トリオナ・プリストリーは2014年に嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)との闘病の末に亡くなっている。「デジタル・スパイ」の報道によれば、彼女の兄であるアイデン・プリストリーは先日、アイルランドの番組「ザ・レイ・ダーシー・ショウ」に出演し、エド・シーランから妹が亡くなる直前に電話を受けて彼女の大好きな“Little Bird”を歌って聴かせてくれたという、心温まるエピソードの一部始終を明かしている。
「僕たちはすごく小さな集中治療室にいてね」とトリオナ・プリストリーは明かしている。「トリオナはチューブとマシーンに覆われた巨大なベッドに寝ていたんだよ」
「僕の兄が部屋を出て行って、それからまた戻ってくると妹にこう言ったんだ。『スピーカーでお話しさせてあげるね』って。スピーカーをオンにしいたらエド・シーランが出て話し始めたんだよ。『こんにちは、トリオナ。僕の大ファンだって聞いたよ』ってね」
アイデン・プリストリーの番組出演映像はこちらから。
Aidan Priestley on @edsheeran's amazing act of kindness to his late sister Triona in her last moments. #RayDarcy pic.twitter.com/RWh3ggQYl6
— The Ray D'Arcy Show (@RTERayDarcyShow) April 15, 2017
アイデン・プリストリーは次のように続けている。「エドはトリオナに語りかけてくれて、妹が“Little Bird”を好きだって聞くと、フルで演奏してくれたんだ。フルで演奏してくれたあと、さらにもっと演奏してくれてね」
「その後でエドとの電話を切ったんだ。切ったタイミングは失礼だったかもしれないけどね。そのとき妹に聴診器を当てていたお医者さんに、妹の心臓が止まったって告げられたんだ。それで、僕らは、呼吸するために付けていた酸素マスクを妹から外してあげたんだ。今でも思い出すんだけど、その時に窓から光が差し込んで、妹が微笑んでくれたんだ」
エド・シーランは当時、ファンがツイッターで立ち上げた「#SongForTri」というキャンペーンを通じてトリオナ・プリストリーのことを知り、電話での会話が実現したという。エド・シーランは2014年4月、トリオナ・プリストリーが亡くなった報せを受けて以下のようにツイートしている。
Rest in peace Triona, so heartbreaking x
— Ed Sheeran (@edsheeran) April 1, 2014
「トリオナよ、安らかに。本当に悲しいよ」
また、エド・シーランは先日、ハリー・スタイルズのソロ・デビュー・シングルが1位を獲得したことでによってUKシングル・チャートでの連続1位記録が13週でストップしている。ハリー・スタイルズの“Sign Of The Times”は、リリースされた3ヶ月前からずっと1位を記録してきたエド・シーランの“Shape Of You”を3000枚上回り、最新のUKシングル・チャートで1位を獲得している。
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