先日、フー・ファイターズのライヴ中に泣いていた男性がステージに呼ばれるという出来事があったが、その彼が涙の理由について、最近母親を亡くしたためであったことが明らかになっている。
8月16日にコロラド州のフィドラーズ・グリーン・アンフィシアターでライヴを行ったフー・ファイターズだが、“My Hero”の演奏中にデイヴ・グロールは泣いているファン、アンソニーを観客のなかに発見したという。
ファンに呼びかけるために演奏を止めてデイヴ・グロールは次のように語っている。「泣くな、くそったれ。お前が酔っ払っているのはわかってるんだ。泣くな。愛してるから。お前を見てるから。クソ!」
今回の話は、8月18日の放送でアメリカのFMラジオ番組「KBCO」に、アンソニーと名乗る男性から電話がかかってきたことで明らかになった。電話で少し話して、アンソニーがあの時の男性と気づいたDJは、フー・ファイターズのステージに上がった夜について話を聞いている。
アンソニーは、ライヴ中に感じたことを次のように語っている。「6カ月ほど前に母を亡くして、ヨーロッパで埋葬して戻ってきたばかりだったんだ。デイヴが歌い始めたら、一気にいろんな感情が込み上げてきたんだよ」
泣いていたことは素直に認めたアンソニーだが、あの夜はハイになっていたかもしれないが、酒に酔ってはいなかったと熱心に主張した。「マジでシラフだったんだ。俺は酒を飲まないんだよ。あの日はコロラド産の葉っぱを少し吸ったかもしれないけど、飲んではいなかったよ」
「俺はためらうことなく泣いていた」とアンソニーは続けている。「涙がどんどん溢れてきたよ。デイヴから見えないようにしていたんだけどね」
その時の模様はこちらから。
フー・ファイターズはここ数ヶ月、度々ファンをステージに上げる演出を行っている。8月13日の公演ではラッシュの“Tom Sawyer”のカヴァーの最中のファンをステージに上げている。
先月のトロント公演では“Big Me”の演奏中にファンのアンソニー・ビフォルチにドラムを叩かせたりもしていた。
5月にはオールド・トラッフォードの公演で8歳のファンの少年をステージに上げて、2002年のシングル“Times Like These”のデュエットも披露している。
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