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デヴィッド・ボウイのプロデューサーとして知られるトニー・ヴィスコンティは、伝説的なミュージシャンの系譜に加わりたいのであれば、音楽界は掟破りな存在を必要としていると語っている。

デヴィッド・ボウイの遺作『ブラックスター』も手掛けたトニー・ヴィスコンティだが、「BBCニュースビート」に対して、今の音楽はトレンドを真似する人々が多く、新境地を切り拓くアーティストが少ないことに苦しんでいると語っている。「昨日のヒットをコピーしてはいけないんだ。それは負け戦だからね。もしかしたらヒット曲になるかもしれない。でも、コピーしたものほどは絶対に売れないんだよ。それが最近の音楽のよくないところだよね」

彼はフランク・オーシャンとケンドリック・ラマーを「トップから」掟破りなことを行う好例として挙げている。ケンドリック・ラマーについては次のように語っている。「彼はアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』であらゆるお決まりのルールを破ることで、チャートのトップに立ったナンバー1アルバムを手にしたわけだからね。いくつかのレーベルはあそこから学ぶと思うだろ。でも、レーベルはそこら辺の奴を連れてきて『あれがみんなが求めてるものなんだ』なんて言う。そうじゃないんだ。そんなもの1週間しか必要とされないんだよ。毎日毎日、同じ曲を求めてるわけじゃないんだからさ」

彼は続けてレーベルは「昔のヒット曲を追っている」と語っている。「みんなは様々なものが好きなのに、一部の巨大レーベルは多様性を排除してしまったんだ。一部のレーベルは、まるでジムでトレーニングでもするかのように、訓練して、既製品のような曲を書かせたいと思ってるんだよ。バカげてるよね。素晴らしい音楽を作っている若者はたくさんいる……そうした若い人々にチャンスを与えないと」

デヴィッド・ボウイはかつて所有していたニューヨークのマンションが売りに出されている。

この物件はセントラル・パーク・ストリート160番地にあるもので、現在645万ドル(約7億円)の価格で売りに出されている。174平方メートルの広さで、セントラル・パークを見渡すことができ、3つのベッドルームと3つのトイレ、そしてデヴィッド・ボウイの古いピアノがあるという。

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