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ザ・フーのロジャー・ダルトリーは本日3月30日にイギリスがリスボン条約50条に基いてEUに離脱を通告するのを受けて、EU離脱の影響について自身の考えを語り、「この国にとって正しいこと」と語っている。

ロジャー・ダルトリーはEU離脱についての自身の考えを公言してきており、以前にもEUの「腐敗」を批判して次のように語っている。「ヨーロッパに反対しているわけではないんだ。ただ、今のようなやり方でヨーロッパにおいて統治されているのには反対だね」

ティーンエイジ・キャンサー・トラストのためのロイヤル・アルバート・ホール公演が控えているザ・フーだが、ロジャー・ダルトリーは次のように『NME』に語っている。「離脱するわけだけど、ほとぼりが冷めたら、この国にとって正しかったことと見なされると思うよ。間違いないね」

「自分にとっては移民の問題やそういうことは関係ないんだ。もっと大きなことだよね。この国の多くの人々が自分たちの声が聞き入れてもらえてないと感じてる。ヨーロッパと取引できたらよかったけど、向こうは応じないわけだからね。そして、キャメロン(元首相)にカバンを持たせて、送り返してきたんだ」

彼は次のように続けている。「自分たちがこうやって投票したことが悲しいよ。でも、今は受け入れなきゃならないと思うんだ。この国はずっと大丈夫だし、そこについては心配してないよ。途中、困難だってあるだろうね。でも、離脱に投票した人たちに期待してるんだ。アイスランドだって国家破綻した時はちょっと大変だったけど、でも、今はそうでもないだろ」

ドナルド・トランプ大統領についての意見を求められるとロジャー・ダルトリーは次のように語っている。「あの髪型は何なんだ! 俺の母親が『汚い言葉遣いはやめなさい』と言ってたように、髪を切る必要があるね」

「政治の部分についてはこう言わせてほしいんだ。アメリカの中流階級と民主党が負けたとは言えても、ドナルド・トランプが本当に勝ったわけじゃない。民主党は彼女を候補にしたことで、勝利を手放したんだ。それで役立たずが勝っただろうに。そう見てるね」

今週、セックス・ピストルズのジョン・ライドンはEU離脱について擁護し、次のように語っている。「ワーキング・クラスが言ってるわけで、俺もその一人だからね。俺は彼らと共にあるよ。そういうことだね」

※公開後、記事を修正しました。

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