エド・シーランは現地時間3月24日にイギリスの慈善団体「コミック・リリーフ」によるチャリティー・イベント「レッド・ノーズ・デー」で”What Do I Know?”のパフォーマンスを披露している。
“What Do I Know?”は最新作『÷(ディバイド)』からの1曲であり、「この曲のパフォーマンスを見ている間に、電話をかけてできる限りの寄付してもらえれば最高だね」とエド・シーランは語っている。
パフォーマンスの映像はこちらから。
エド・シーランはこのパフォーマンスの後すぐ、イギリスのテレビドラマ「思春期まっただ中」の出演で知られる俳優のグレッグ・デイヴィスとのキスまで披露している。この時、コメディアンのロブ・ベケットと一緒にホストを務めていた、映画『SPY/スパイ』の出演で知られる女優のミランダ・ハートは、コミック・リリーフの規則でエド・シーランはその場で最も背の高いホストとキスしなければいけないと無茶振りをし、その瞬間にミランダ・ハートよりさらに背の高いグレイグ・デイヴィスがステージに戻ってきて、エド・シーランがリップ・クリームをしていることを祈ると述べている。
エド・シーランは事前に、イギリスのテレビドラマ「ピープル・ジャスト・ドゥ・ナッシング」のキャストとともに2つの特別ビデオも制作している。エド・シーランと、クラプトFM(テレビドラマ内の海賊ラジオ局)のDJが出演しており、1本は象の背中の上や、ヘリコプターの横、アフリカの村の中、さらにプライベートのジャンボ・ジェット機の階段の上などの映像に、彼らがCGで合成されるものとなっている。
エド・シーランはまた、ドキュメンタリー番組の撮影のためにリベリアを訪れている。その中で、父親に捨てられた幼い男の子に出会っている。エド・シーランは心を動かされたようで、もっと良い解決策が生み出されるまで、その男の子や彼の友人が家に住んだり学校に行けるよう支援することを申し出ている。
「いくらかかるかは問題じゃなくて」と、エド・シーランは動画の中で述べている。「環境がちゃんと整うまで、見捨てるべきではないと思う」
BBCのドキュメンタリーの中で、エド・シーランはさらに次のよう述べている。「何百、何千という人々が(首都モンロビアの)ウェスト・ポイントですし詰めにされ、衛生的ではない環境で生活している。だから、教育を受けるということは特権であって、すべての子供たちが受けることが受けられるものではないんだ」
「小さな女の子が僕の元に来て話をしたんだ。その間、僕たちは撮影を止めたよ。彼女の名前はピーチズと言って、僕が出会ってきた子供たちとは違う雰囲気だった。彼女は典型的な子じゃなかったんだ。彼女はエボラ熱で父親を亡くしていて、それで母親は彼女を学校に行かせる金銭的余裕がもうなくなってしまったということを説明してくれたんだ」
「僕たちは即興のジャム・セッションを行ったんだ。その女の子は本当に歌が上手でね。ピーチズは自分の父親を思い出させる曲を歌ってくれた。実際に彼女は父親を思い出していた。涙が彼女の頬を伝い始めた。そして、最初輝きを放っていた彼女の思いが姿を消したんだ」
「この瞬間、ピーチズのが置かれた状況の迫真性と、彼女と同じような境遇の子供たちがとてもたくさんいるということに、僕は本当に胸を打たれたんだ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.