モトリー・クルーの自伝『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』がネットフリックスで映像化される可能性があるという。
2001年刊行の本書はバンド・メンバーやマネージャーの証言によって構成されており、ドラッグやアルコール、有名人との交際といった、モトリー・クルーの不品行な顛末を全方位から描いたものとなっている。
バンドは1981年にロサンゼルスで結成され、全世界で1億枚以上を売り上げており、そのうち約4分の1をアメリカ売り上げている。
この自伝については2003年から映像化に関する噂が持ち上がっていた。
2015年には「ハリウッド・レポーター」がフォーカス・フィーチャーズによって映像化が進められていると報じていた。また、2003年にはMTVフィルムスによって映画化が進められ、ジョニー・ノックスヴィルがベーシストのニッキー・シックスを演じるとも報じられている。
今回、「デッドライン」によれば、バンドはネットフリックスと映像化に関する交渉に入ったと報じている。
今回のプロジェクトでは『ジャッカス』の監督&プロデューサーであるジェフ・トレメインが監督を務め、トム・カピノスとリッチ・ウィルクスが共同脚本で参加するという。バンドはジュリー・ヨーン、エリック・オルセン、アレン・コヴァックと共に共同プロデューサーに名を連ねると報じられている。
モトリー・クルーのリード・シンガーであるヴィンス・ニールは昨年の時点で『ラス・ヴェガス・マガジン』誌に対して、脚本が「非常に『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』に近いものとなっている」と語り、「読んだら、楽しみになるものになっている」と明かしていた。
俳優が自身を演じるのを観ることになるのはどんな心境かと訊かれて、ヴィンス・ニールは次のように語っている。「変な感じだろうな。笑えたよね。台本合わせを見たんだけどさ。それぞれのメンバーをどうにも合ってない奴がやっててさ。台本合わせでしかないのに、ヴィンス役の奴が喋るだけで妙な感じだった。そいつが俺の役を演じることはないけどね。でも、自分の言葉を誰かが言うのを聞くってそれだけで妙なものだからね。ちょっとトリップするよね」
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