メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはドナルド・トランプ大統領によるメキシコとの国境に壁を建設する政策について批判している。
メキシコのテレビ番組に出演したラーズ・ウルリッヒは次のように語っている。「世界にはどんな壁も必要ないと思うけどね。人々を結び付けることこそが必要だと思うけどね」
彼は次のように続けている。「メタリカは世界中を旅してるけど、音楽を通して人々を結び付けてるんだよ。だから、メキシコだろうが、アジアだろうが、ヨーロッパだろうが、様々な背景を持つそれだけの人々を結束させようとはたらきかけてるんだ。そして、音楽や暮らしや文化といったすべての体験を共有しようとしてるんだよ」
「一人のデンマーク人として意見を訊かれたら、どんな壁も必要ないと思うよ。メタリカがこの美しい星を旅する限り、どんどん音楽で障壁を壊していくよ」
インタヴューの模様はこちらから。
1月にギタリストのカーク・ハメットもツイッターでドナルド・トランプ大統領を批判している。「みんな、注目してくれ。真実のために、思いやりのために、共生のために立ち上がるんだ。妥協してはいけない。嘘や恐怖を利用した誤った怒りを拒否するんだ。体制は僕らを分断しようとしていて、感情的に僕らをコントロールするのは簡単なことなんだよ」
また、メタリカは現地時間3月5日にメキシコ・シティで行われた公演でイギー・ポップと共演して、ザ・ストゥージズの1969年発表の楽曲“T.V. Eye”のカヴァーを披露している。
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