attends the 56th GRAMMY Awards at Staples Center on January 26, 2014 in Los Angeles, California.

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テイラー・スウィフトが、新たに始まるアップルの音楽ストリーミング・サービス、アップル・ミュージックに対して「公平ではなく」「失望した」と批判する公開書簡を発表した。

6月20日にテイラー・スウィフトの広報担当は、彼女の最新作『1989』が6月30日よりスタートするアップル・ミュージックでは配信されないことを認めていた。

テイラー・スウィフトは自身のタンブラーに投稿した「To Apple, Love Taylor」と題した公開書簡の中でその理由を説明している。

「なんで私のアルバム『1989』が新たなストリーミング・サービス、アップル・ミュージックで配信されないのか、それを説明するためにこれを書いているの」とテイラー・スウィフトは書き出している。

「アップル・ミュージックで契約した人には最初の3ヶ月間、無料のトライアルができるのは知ってると思う。でも、アップル・ミュージックが作曲者やプロデューサーやアーティストにその3ヶ月間、何も支払わないのを知ってるとは思えないの。私もショックだったし、失望したし、ほんとに歴史的に見ても進歩的で寛容な企業に似つかわしくないと思ってる」

テイラー・スウィフトは、自分はこの3ヶ月間で生計を立てるのに困ることはないとしつつも、アーティストに支払いをしない決定は新しいアーティストやこれからのアーティストには信じられないほどの被害になると説明している。

「これはファースト・シングルをリリースしたばかりのアーティストやバンドにとっての問題なの。その成功に対して報酬は支払われないのよ。これは初めて曲がリリースされた若いソングライターの問題なの。彼らはそのロイヤリティで借金を返済するつもりかもしれない。これは疲れを知らずに働いて、音楽を生み出し刷新するプロデューサーの問題でもあるわ。まさにその分野を切り開いてきたアップルのクリエイターや革新者のようなね。でも、1年の4分の1については彼や彼女たちの曲が再生されても報酬は支払われないのよ」

自分の考えは、アップルに対する好意や敬意から「公言することを恐れている」自分の仲間のアーティストや作曲者やプロデューサーからの声であることを説明した上で、彼女はこう続けている。
「3ヶ月というのは支払わない期間として長いし、何も支払わないのに働けなんていうのは不公平だと思う」

「これまでアップルが成し遂げてきたことへの愛と敬意と賞賛を込めていっておきたいの。音楽を作っている人に対してフェアなストリーミング・サービスへと進展して、自分もすぐに参加できるようになるのを願っているわ。きちんと納得したプラットフォームは作れると思うの」とした上で、このように締めくくっている。「方針を変えるのに遅すぎることはないわ。私たちはiPhoneをタダで欲しいなんて言ってないわけで、私たちの音楽を報酬なしに提供しろなんて言わないで」

テイラー・スウィフトは昨年すべての音源をスポティファイから引き上げている。

テイラー・スウィフトは6月27日にロンドンのハイドパークでライヴを行うことが決定している。これは「British Summer Time Festival」の枠で行われるもので、エリー・ゴールディングやジョン・ニューマンも出演し、テイラー・スウィフトはヘッドライナーを務めることになっている。

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