レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーであるチャド・スミスは現地時間2月2日に故郷のデトロイトで自身の凱旋ライヴを行い、デトロイトのファンを「最高」と賞賛している。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは昨年リリースした通算11作目のアルバム『ザ・ゲッタウェイ』を引っ提げたワールド・ツアーの一環としてミシガン州の同都市でライヴを行っている。チャド・スミスはデトロイト郊外のブルームフィールド・ヒルズで少年時代を過ごしている。
チャド・スミスはNHLアイス・ホッケー・リーグのデトロイト・レッド・ウィングスの本拠地となっているジョー・ルイス・アリーナを会場に選んでいて、デトロイト公演の会場を自身の意志で選んだという。チャド・スミスは米『ビルボード』誌に、プロモーターの意に反して、まもなく閉鎖されることになるこの会場を選んだと語っており、こうした特別な会場で演奏する感情的な部分は大きなもので無視することができないとしている。
「俺たちのエージェントは『オーバーン・ヒルズのザ・パレスからもっといいオファーをもらってるんだ』とかなんとか言ってたけど、金なんか気にしてないんだ。ジョー・ルイスじゃなきゃダメだったんだよ」とチャド・スミスは語っている。「素晴らしくて、すごく思い出深い会場なんだよ。子供の頃、たくさんのコンサートに行って、たくさんのアイス・ホッケーの試合を観たんだ。俺にとってはすごく大きな意味を持っててね。あの会場で最後のライヴの一つをできるなんて、すごく幸せなことになるだろうね」
ライヴの間、デトロイト・レッド・ウィングスの帽子を被っていたチャド・スミスは、ライヴの最後で次のように語っている。「デトロイト出身の子供にとって夢だったんだ。ジョー・ルイス・アリーナで行われる最後のライヴの一つをやるなんてね。俺はいろんなとこに行ってるけど、ミシガン州デトロイト出身だと言えることは本当に俺の誇りだよ。君たちは最高だよ」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは今夏ヨーロッパのフェスティバルに出演することが発表されており、初開催となるロラパルーザ・パリに出演する。
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