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トゥールのフロントマンであるメイナード・ジェームス・キーナンは、トゥールの新作に関してなお延期される可能性があることをほのめかしている。

2006年発表の『10,000デイズ』以来、10年以上ぶりとなる新作は今年のリリースが広く期待されている。しかし、CBCラジオに対する貴重なインタヴューのなかで、彼が関わっているプロジェクトには新しい音源をリリースするのが難しいものもあると語っている。

「いくつかのものについては、そう、プランが見えるんだ」と彼は語っている。「そして、それ以外については障害しか見えないんだ」

ア・パーフェクト・サークル、プシファーといったプロジェクトでも活動するメイナード・ジェームス・キーナンだが、一緒に活動している人への「敬意」のために、どのプロジェクトが延期となっているか明らかにするつもりはないとしている。

メイナード・ジェームス・キーナンは昨年10月、自分たちのファンについて「耐えられないほどのバカ」と発言したことについて釈明している。

「俺たちの中心的なファンベースは狂信的なファンじゃないんだ」とメイナードは米『ビルボード』誌に語っている。「彼らはミュージック・ラヴァーで、アーティストで、いい人たちなんだよ。我慢ならないのは狂信的なファンなんだ」

一方、ベーシストのジャスティン・チャンセラーは昨年、米『ベース・プレイヤー』に「俺たちはいまソングライティングの段階に入り始めてるんだ。漠然としたものたちを絞り込んでアイデアの塊にしようとしてるんだよ」と語っている。

「ここ何ヶ月かの間に、俺たちだけで新曲の一つに取り組んでたんだ。曲の本質を理解して、詞とコーラスを繋ぐ骨組みになるメイン・テーマを見つけ出すのさ。それから一旦離れて、他に方法がないか模索して、また戻ってきて逆さまにひっくり返してみるんだよ。他に何か見つけられないかってね」

「俺たちの場合、時間がかかるってことはみんな理解してくれてるんだ。俺たちは、まだ発見されていないアイデアを探し出すっていう責任を果たしたくて懸命に取り組んでるんだ。一種の錬金術みたいなものだな、俺たちの実験は」

トゥールは今年、ニューヨークで開催されるガヴァーズ・ボール・フェスティバルとボストン・コーリング・フェスティバルに出演することが発表されている。

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