Andy Willsher

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レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークがニューヨーク、ブロードウェイで上演される舞台のために新曲を作曲していることが明らかになっている。

トム・ヨークは昨年、ソロ・アルバム『トゥモローズ・モダン・ボクシーズ』をリリースし、現在はレディオヘッドの新作に取り組んでいるが、ハロルド・ピンターの『オールド・タイムズ(懐旧)』のために新たな楽曲を手掛けたという。

プレス・リリースによると、この作品は「人間の欲望と冴えない現実の不安定な様相を描いた」もので、クライヴ・オーウェン、イヴ・ベスト、ケリー・ライリーらが出演し、演出はダグラス・ホッジが手掛ける。10月6日から11月29日までアメリカン・エアライン劇場で上演される予定で、主催はランドアバウト・シアター・カンパニーとなっている。

「初めて舞台作品に関わるけど、ダグと仕事をするのは嬉しかった」とトム・ヨークは今回の仕事について述べている。「台本のテーマである愛と記憶、そしてピンター作品にあるリズムやひねり、反転などの動きを音楽で追求するのは楽しかったよ」

演出のダグラス・ホッジは「『オールド・タイムズ』のためにトムが書いた音楽は舞台に臨場感を与えてくれた」と語っている。

「舞台そのものは記憶と愛について描いていて――トムの音楽もピンターと同じように後退や前進によって時間の流れや繰り返しと同調しているんだ」

「まさにトム・ヨークのスタイルだよね。この音楽は壮大で、悲痛で、圧倒的かつ複雑さに満ちている。このコラボレーションで新しいタイプの観客が舞台を見に来てくれることを期待しているよ」

レディオヘッドは最近、ジェームズ・ボンド・シリーズの最新作『007 スペクター』の主題歌をレコーディングしたのは誰かというブックメーカーの賭けで15000ポンド(約290万円)の賭け金が匿名で同バンドに投じられて以来、サプライズへの期待が高まっている。

ダニエル・クレイグ主演としては4作目となるシリーズ最新作『007 スペクター』に曲を提供するアーティストを当てる賭けは現在中止されている。

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