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デヴィッド・ボウイの『★(ブラックスター)』のアートワークを手掛けたデザイナーは、アートワークに隠された秘密について再び口を開いている。

昨年、デザイナーのジョナサン・バーンブルックは、デヴィッド・ボウイの遺作となった『★(ブラックスター)』のアートワークに多くの秘密が隠されていると語っている。ファンは太陽光に当てると星が現れるのを発見しているほか、その他にもいくつかの秘密が発見されたと報じられている。

『NME』はデヴィッド・ボウイの誕生日を記念してヴィクトリア・アンド・アルバート博物館でジョナサン・バーンブルックの取材を行い、絶賛を受けている「DAVID BOWIE is」展において『ザ・ネクスト・デイ』のラフ・デザインを公開したことで、デヴィッド・ボウイの同意を得られず、クリエイティヴ・プロセスをあまり明かすべきではないと学んだと語っている。

「少し後悔してるんだ。デヴィッドは怒っていたからね」とジョナサン・バーンブルックは語っている。「彼が電話をしてきて、『展覧会にラフ・デザインを出していいか確認しなかったよね』と言ってきたんだ。僕は『どうやってあのデザインに辿り着いたのか、理解するのを手助けしてくれると思ったんだ』と答えたんだけどね。彼は『怒ってるわけじゃないんだ。でも、君がラフを見せたことで、最終的な作品にも影響を与えるんだ』と言っててね。すごく重要なことを学ばせてもらったと思ったよね。最終的な作品が一点の曇りもなく仕上げられたものじゃなかったとしたら、意味を変えてしまうことがあるんだ。これが『★(ブラックスター)』について僕がすべてを明かさない理由だよ。ラフも公開しないし、おそらくこれからもしないだろうね」

「最初から、すべてを明かさないでおこうと話してたんだ。まだ発見されてないことは確かにあるよ。大抵の人はアルバム・ジャケットの下の星が『BOWIE』を意味することも知らないからね」

ファンにアートワークに隠された秘密をこれからも探してほしいかと尋ねると、彼は次のように答えている。「そうだね。今後、何か明かすことも出てくるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、これはコンテストなんかじゃないからね。それだと『おお、あなたが発見者です。こちらが賞品です』みたいなことになってしまうわけだから。僕らはオンラインですべてが検証されてしまう世界に暮らしてる。みんな僕にツイートしてくるけど、僕は答えない。様々な要素を形にして、そこに秘密のメッセージを入れるのを思いついたクリエイティヴなプロセスというのは、デヴィッド・ボウイが許してくれたものだからね」

様々な秘密やメッセージを入れ込むのはデヴィッド・ボウイの指示だったのかという質問については次のように答えている。「いいや、そうじゃないんだ。彼が知らないものもあるからね」

昨日1月10日でデヴィッド・ボウイはガンで亡くなってから1周忌を迎えている。デヴィッド・ボウイは遺作となった『★(ブラックスター)』を69歳の誕生日にリリースし、その2日後に亡くなっている。

70歳の誕生日である今年の1月8日にはブリクストン・アカデミーにおいてゲイリー・オールドマンらによって過去の共演者やスペシャル・ゲストが集まった追悼コンサートが開催されている。

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