ザ・フーは、前身バンドであるザ・デトゥアーズ時代に根城にしていたパブが火災に遭ったのを受けてフェイスブックで声明を発表している。
ロンドンのアクロンに位置するパブのエアロノートでは現地時間1月1日、ニューイヤー・パーティの最中に火災が発生したという。
パーティーの参加者や、パフォーマンスを行う予定であったサーカス、コメディアンやミュージシャンらは無事避難し、幸い死者は出なかったものの、パブの上にある部屋からは住人ら6人が救出され、火は4時間後に消し止められている。出火の原因はクリスマスツリーの近くにあったろうそくの火と見られている。
エアロノートはかつてホワイト・ハートと呼ばれ、アクトンで結成されたザ・デトゥアーズは、定期的にこの地元のホワイト・ハートでライヴを行っていた。
ザ・フーによるフェイスブックへの投稿はこちらから。
全文の日本語訳は以下の通り。
「悲しいことに、アクトンのホワイト・ハート・ホテルは、2017年1月1日の未明に焼けてしまいました。幸運にも、340人のお客さんと12人のスタッフは無事でした。少し前には、ホワイト・ハートはレッドバックとして知られていて、もっと最近ではエアロノートとして知られています。1963年の3月に遡ると、ある月曜日の夜のホワイト・ハートの住人は、地元の『ジャジーでジャイヴ』なグループ、ザ・デトゥアーズでした。もちろん、ザ・デトゥアーズのシンガー兼ギタリストはロジャー・ダルトリーで、ギタリストはピート・タウンゼント、ベーシストはジョン・ジョンズ(・エントウィッスル)、ドラマーはダグ・サンドムです。この場所を押さえてくれていたのは、コマーシャル・エンターテインメントの地元プロモーターであるボブ・ドルースでした。ピートの母親であるベティ・タウンゼントは、よく僕らバンドや機材をこのホワイト・ハートまで、彼女の骨董屋の仕事に使っていた黄色いフォードのバンで乗せてくれました。僕らにこの悲しい火事を伝え、写真を送ってくれたマーク・ハズルウッドには大変感謝しています。パブの経営者は建物を建て直したいと言っていますが、多少、時間がかかるでしょう」
ザ・フーは昨年11月18日にデビュー・アルバム『マイ・ジェネレイション』のスーパー・デラックス・エディションがリリースされている。
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