Austin Carlile/Instagram

Photo: Austin Carlile/Instagram

オブ・マイス・アンド・メンのフロントマンであるオースティン・カーライルは、細胞間接着因子による先天性の病気で、様々な器官や身体の機能に障害を与える難病、マルファン症候群との闘病のためにバンドから脱退することを明らかにしている。

先日、オースティン・カーライルは、ファンに向けたメッセージで「よくなる」ことはないだろうと明かしていた。オブ・マイス・アンド・メンは昨年10月、オースティン・カーライルがアメリカに帰国してマルファン症候群の治療を受けるためにヨーロッパ・ツアーを中断している。その後、オースティン・カーライルは自身の闘病生活について、痛みと陰鬱な日々と毎日向き合っていることを明かし、自殺を試みたことも明らかしている。

昨年12月30日、オースティン・カーライルは自身のツイッターで声明を発表し、以下のように綴っている。「心が重いよ。俺がこういう文章を書くことになるなんて思いもしなかった。2016年のうちにどさくさに紛れて発表したかったんだ」

「俺の細胞間接着因子の病気、マルファン症候群のせいでツアーがこんなにも辛く痛みを伴うものになるなんて思いもしなかったよ」と声明の中でオースティン・カーライルは綴っている。「いつだって、痛みはいつかマシになるんだって思ってた。俺自身も良くなるんだろうって。けど、そんなこと起こらなかった。そういう日はまだ訪れてない。何年もツアーを続けたことで無数の手術をくぐり抜けなきゃいけなくて、そして2016年10月、ヨーロッパ・ツアーを半ばで切り上げて、俺はとうとう降伏せざるを得なくなってしまったんだ」

「最も恐れていたことが現実になってしまった。俺の脊髄の硬膜鞘に3つの亀裂があったんだけど、俺がスクリームする度に髄液が亀裂を伝ってくるから、パフォーマンスの度にとてつもない痛みが伴うんだよ。病気のせいで俺の筋肉は肥大化して、身体はステージ上で歪んでしまうんだ。1時間ごとに気だるさが襲ってきて、身体が痛くなってしまうんだよ」

オースティン・カーライルの声明は下記の通り。

オースティン・カーライルはファンへの感謝の言葉を綴り、バンド脱退後も音楽を続けることやオブ・マイス・アンド・メンが4人で活動を存続させることも明らかにしている。

オースティン・カーライルは、2015年に重度の体調不良のためにツアー日程をキャンセルしたほか、同じ年にマイクで感電して病院に運ばれる事故も経験している。

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