パブやバー、レストランの事業者によるネットワーク、ALMRがBBCの「ニュースビート」に明かした調査結果によると、イギリスのナイトクラブのうち、約半数が過去10年のあいだに閉店しているという。
飲食店等の支援を行うALMRは、2005年に3,144軒あったイギリスのクラブの数は、2015年には1,733軒にまで減少したと明かしている。
ALMRのチーフ・エグゼクティブであるケイト・ニコルズが語ったところによると、街によってはクラブが「永遠になくなってしまい、もう戻ってくることはない」という。
「ニュースビート」は、ロンドンのクラブ、ミニストリー・オブ・サウンドのCEOであるローハン・プレセンサーが、イギリスのクラブは2015年の今「困難な局面」を迎えており、様々な要因により衰退していると述べていることを伝えている。
「20年前と比べて、人々が外に出かけていくのは何も変わっていないと思う。ただ、出かける場所が変わっているとは思う」
「遅くまで営業しているパブの出現や、禁煙化、学費の値上がり、景気が悪くなって以降の人々の経済的な事情などによって、人々は外出に関してこれまでと違う場所や方法を見つけ出しているのだろう」
さらに、事業計画や出店免許についての規則化とならんで、フェスティバルの増加もこうした落ち込みの背景として指摘されている。
ケイト・ニコルズは、「みんな、二兎を追おうとしているのよ」とコメントし、ナイトクラブの付近に住む人が簡単に苦情を言い過ぎるようになったと語っている。
「ヴァイブを求めてクールなエリアに住みたいと思ったら、その逆の側面も受け入れなくてはならないわ」
BBCの「ニュースビート」の動画はこちらから。
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