ナイン・インチ・ネイルズは12月23日にEP『ノット・ジ・アクチュアル・イヴェンツ』を自主リリースすることを発表している。
ナイン・インチ・ネイルズは今年復帰することを宣言しており、トレント・レズナーは「新しいナイン・インチ・ネイルズが2016年にやってくるよ。他のものもね」とツイートしていた。一時、ニュー・シングルに関するデマの情報が流れたものの、トレント・レズナーは今年10月の時点で「2016年はまだ終わっていない」と年内に音源をリリースする姿勢を見せていた。
米『ローリング・ストーン』誌の最新インタヴューでトレント・レズナーはこれらの発言について次のように語っている。「あれは俺の口から出た発言だろ? そうなんだよ。今は12月だよね? まあ何が起きるか待っててくれよ」
トレント・レズナーは長年のコラボレーターであり、「現在は公式のバンドメイト」であるアッティカス・ロスと新たなEPを共同制作している。プレス・リリースの中でトレント・レズナーは次のように述べている。「これは僕たちが作らなければならなかったけど、ユーザーフレンドリーではない、正直言って分かりにくいレコードなんだ。EPなのは最終的に物語を語るのにふさわしい長さだったからなんだよね」
New Nine Inch Nails! info: https://t.co/omnPAextCF pic.twitter.com/CCSjlv2MjC
— Trent Reznor (@trent_reznor) December 16, 2016
ナイン・インチ・ネイルズは限定のアナログ盤4枚組で1999年発表のアルバム『ザ・フラジャイル』を、37曲のボーナス・トラックを加えてリリースする。「『ザ・フラジャイル』は僕の心のなかですごく興味深くて親密な場所を占めているんだ」とプレス・リリースでトレント・レズナーは述べている。
彼は次のように続けている。「このアルバムを作ってる時は僕の人生でも怒涛の時間を過ごしていたんだ。このアルバムを振り返ってみることは僕にとってある種のセラピーだった。実験として、ヴォーカルをすべて抜いてみたら、まったく違うものになって、これまでにない切実なものになったんだよね」
「『ザ・フラジャイル:デヴィエーションズ』はこれまでに使わなかったトラックを使って僕とアッティカス・ロスで元々のアルバムを作り変えたものなんだ」と彼は語っている。「その結果は僕たちがリリースしたいと思う、素晴らしい、まったく違う絵になったんだ」
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