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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒは、バンドが歳を取りすぎた場合、”Master of Puppets”を演奏するのは難しいかもしれないと語っている。

1981年に結成したメタリカは11月18日に通算10枚目となるスタジオ・アルバム『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』をリリースする予定となっている。”Master of Puppets”は、1986年のサード・アルバム『メタル・マスター』に収録されている。

ラーズ・ウルリッヒは米『ビルボード』誌に対してフロントマンであるジェイムズ・ヘッドフィールドとギタリストのカーク・ハメットが53歳、自身とベーシストのロバート・トゥルージロが52歳であることに言及し、バンドが歳を取るにつれ直面するであろう課題について語っている。

「俺たちが70代になっても”Master of Puppets”を演奏できるかどうか、俺にはわからないね」とラーズ・ウルリッヒは語っている。「メタリカであることに、力強さと重厚さは欠かせないんだ。ヘヴィさを削ってゆっくりプレイしたっていい。そういうアプローチが曲にふさわしければね。ただ、もしそこに力強さが感じられないなら、やらない方がマシなんじゃないかってわけさ」

「何かがレールから外れないようにしなければならない。俺たちはショウの途中で(身体が)壊れる可能性を減らしたいんだよ」

ラーズ・ウルリッヒは、70代で現役としてライヴを行っているバンドとしてザ・ローリング・ストーンズについて言及し、75歳でなお活躍を続けるドラマーのチャーリー・ワッツに刺激されていると語っている。

「唯一のOGドラマー、そのロードマップ上にいるのはチャーリー・ワッツだ」とラーズ・ウルリッヒは語っている。「心の中では、俺の70代(でライヴを行う姿)は見えているんだ。ただ、肉体的には分からないよな。そこには大きなクエスチョン・マークが付いているよ」

メタリカは、今週コロンビアのボゴタで行った公演で新曲の”Atlas, Rise!”をライヴで初披露している。

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