ニルヴァーナのベーシストだったクリス・ノヴォぜリックは、もしカート・コバーンが現在の音楽を評価することになったら、彼の「シニカル」な姿勢によって「手加減しない」だろうと語っている。
ニルヴァーナのセカンド・アルバム『ネヴァーマインド』は今年9月にリリースから25周年を迎えており、音楽業界からはそれを記念して様々な試みが行われており、アルバムのジャケットに赤ん坊として登場していた現在25歳のスペンサー・エルデンは、アルバムのジャケットを再現している。
米『ローリング・ストーン』誌にクリス・ノヴォぜリックは25周年を特別祝うことはなかったと語っている。「単にそれを迎えただけだからね」。しかし、カート・コバーンが今も受け入れられることを望んでいる。
「すべての新たな年代のリスナーがニルヴァーナを発見し、ニルヴァーナと繋がりを持ってるんだ。僕らがカートを思い出すという点については、いつだって素晴らしいよ」とクリス・ノヴォぜリックはカート・コバーンに思いを馳せている。「彼は生き続けているんだよ」
クリス・ノヴォぜリックは現在人気の音楽をカート・コバーンがどう見ると思うかについても語っている。
「御存知の通り、カートはシニカルな奴だったからね。彼は意地の悪い批評家にもなれたんだ。僕は彼のことが大好きだけどさ、今の音楽の大半についてどう思うかは分からないね。彼は手加減しないと思うよ。カートは歌ったり、音楽について感じていたように、すごい感情を持っていたからね。僕らはみんなそういう激しい部分があったんだよ」
一方、クリス・ノヴォゼリックは、来たるアメリカ大統領選挙ではリバタリアンの候補者であるゲイリー・ジョンソンを支持することについて語っている。
クリス・ノヴォゼリックは主要な候補者以外について投票すると、投票を無駄にしようとしているのではないかと訊かれた際に次のように語っている。
「俺はゲイリー・ジョンソンに投票するつもりだし、それが正しいと思ってるよ。現在の選挙制度はあくまで戦略的に投票させる機会を与えるもので、自分の嫌いな人に投票してしまうんだよね」
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