ポール・マッカートニーが、ステージ恐怖症のために音楽活動を完全に諦めようとしていたことを明らかにしている。
現地時間の10月30日、ポール・マッカートニーは自身のウェブサイト上でファンと行ったQ&Aセッションの中で、自身のあがり症が原因で表舞台での活動を初期の段階で辞めかけていたことを明らかにしている。
あるロシア人のファンはポールに次のように尋ねている。「あなたの人生において、最も大きな恐れ、もしくはそのうちの1つはなんですか?そして、あなたはそれをどのように乗り越えましたか?」
「演奏することだね。いつもこういう考えが頭の中にあったんだ。観客は僕のことが好きじゃないから、実力を証明しなきゃってね」とポール・マッカートニーは答えている。「多くの人々がステージに対する恐怖心があり、緊張してしまう理由がこれだと思うよ。『何てこった。恐ろしくなるよ。みんな僕が嫌いなんだ。それって本当に怖いことだ』って思っちゃうんだ」
「それに、これが僕が最初に抱いた恐れの一つだったと思う。(ロンドンの)ウェンブリーでコンサートをしていた時に、すべてを諦めそうになったことを覚えているよ。それは、ビートルズの本当に初期の頃に『NME』アウォーズで行ったコンサートだったんだ」
「胃が締め付けられるようで、身体的な不調を感じたのを覚えているよ。その時に『これは諦めるべきだ。あまりに痛すぎる。僕は一体何をしているんだ』って思ったんだ。僕はそれを乗り越えたんだけどね」
あがり症はほとんど克服している一方で、ポール・マッカートニーは自身のショーがどれほど成功するのか、よく不安になることを認めている。
「ツアーの時期が来るたびに、いつもプロモーターにこう言ってるんだ。『1公演だけ売り出して、どうなるか見てみよう』ってね」とポールは語っている。「そしたら彼は折り返し電話をしてきてこういうんだ。『売り切れましたよ! 20分で!』って。それで、みんな僕のことが好きだって思い込むことにするんだ」
「それって自信になるし、僕はおそらくリラックスできるって思うんだ。みんな、おそらく僕のことを気に入ってくれてるんだなって。つまり、もっとショーを楽しむことができるんだ」
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