ケンドリック・ラマーは新しいアルバムについてしばらくはリリースされない可能性を示唆している。
ケンドリック・ラマーは、大きな評価を受けることになった2015年発表のアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』に続いて、アルバム『アンタイトルド・アンマスタード』を今年3月にリリースしている。同アルバムはデモと『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』のセッション中に即興で作られた楽曲で構成されている。
プロデューサーのリック・ルービンに語った『GQ』誌のインタヴューの中でケンドリック・ラマーは次のアルバムがまだ計画段階であり、それがどのようなサウンドになるか言及するには早すぎると語っている。
ケンドリック・ラマーは次のように語っている。「僕にはアイディアがあるし、特定のアプローチについてもあるんだけどね。だけど、僕はそれがどのように形をとるのか見てみたいんだよ。すべてのペンキを壁に塗ってみて、それがどんな風になるか確認したいんだ」
彼はさらにこう語っている。「『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は、僕の音楽におけるある種のDNAをいつまでも持ち続けることになるんだろうね。だけど、人として僕も成長するからね。カメレオンみたいな感じだからさ。だから、あのアルバムは贈り物でも呪いでもあるわけだけど、まあ贈り物としてのほうが大きいよね。だって、僕を追い詰めるわけではないからね。どこに向かおうと繋がりを持ち続けて、それを表現していく能力は僕の最も得意とするところだからさ。それこそが自分の誇りに思えるところなんだ」
ケンドリック・ラマーはまた彼自身の音楽に影響を与えたと、インタヴューの中でエミネムに賛辞を贈っている。
二人はエミネムのアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP 2』の“Love Game”でコラボレーションしているが、ケンドリック・ラマーは次のように語っている。「子供の頃、エミネムを研究して、いろんなことがはっきりしていったんだ。僕がスタジオに入った理由はとにかく好奇心からだった。『ザ・マーシャル・マザーズLP』を聴いた日に、僕はこう思ったよ。『これは一体どうなっているんだ? 彼は何をしているんだ? 彼はどうやってこんな風に言葉をつなぎ合わせているんだ? 後ろのトラックは何だ、こっちはアドリブか?』ってね。彼のタイミングは非の打ちどころがないんだ。彼のビートの外し方も完璧だよ。こういうことは僕も経験と時間を通して学んでいったことなんだよ」
ケンドリック・ラマーは現在、毎日30分、瞑想を行っていると明かしている。その理由は、「僕がいる空間と、その瞬間にどう感じているかを理解する必要があるからさ」と述べている。
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