オアシスが、映画『トレインスポッティング』のサウンドトラックに参加する機会を逃していたことを、同映画の衣装デザイナーとプロデューサーが明かしている。
グラスゴーのヘロイン中毒者を描いたダニー・ボイルの1996年の代表作は、当時の最新の楽曲の過去の名曲を組み合わせたサウンドトラックで知られており、イギー・ポップやエラスティカ、ニュー・オーダー、ブラー、パルプ、ルー・リードといったミュージシャンが参加していた。サウンドトラックは当時大変な人気となり、同映画からは2枚目のコンピレーション・アルバムも発売されている。
『テレグラフ』紙によれば、最近行われたプロデューサーのアンドリュー・マクドナルドと衣装デザイナーのレイチェル・フレミングによるQ&Aセッションで、オアシスがサウンドトラックに参加し損なった理由が明かされたという。
「ダニー(・ボイル)はマンチェスターの近くの出身でね、ノエル・ギャラガーに関わって欲しいと切望していたんだけど、彼には参加しなかった理由があったらしいんだ」と、アンドリュー・マクドナルドは語り、次のように続けている。「彼はカンヌで行われた制作始動パーティーにも来たんだけど、僕はなぜ彼が音楽をやらなかったのか分からないよ」
レイチェル・フレミングは次のように付け加えている。「別の週に別件で彼に会った時に、私に言ってたわ。『何かやりたかったんだけど、正直言うと、鉄道マニアの映画だと思ってたんだ。知らなかったからさ』ってね。実際に彼がこう言ったのよ」
またアンドリュー・マクドナルドはインタヴューの中で、来年に公開予定の『トランスポッティング』待望の続編『T2』についても語っている。
「20年経っているから、みんな変わっているよ。暮らす場所も違えば、子どものいる者もいるかもしれない」と、アンドリュー・マクドナルドは説明している。「完璧さにこだわったために、ダニーは同じ役者が演じることを主張したんだ。それについては、みんな納得してくれると思うよ」
「それ自体として成立してるんだ」と、アンドリュー・マクドナルドは続けている。「でも、登場人物たちはもう20歳じゃないし、観る人たちも20歳ってわけじゃないからね」
ユアン・マクレガーやユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライルが出演する『T2』は、来年1月27日にイギリスで公開される予定となっている。
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