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ウッディ・アレンの手掛けた新たなコメディ・ドラマ「クライシス・イン・シックス・シーンズ」に出演しているマイリー・サイラスは、ウッディ・アレンに対する性的虐待の申し立てについて距離をとっている。

ウッディ・アレンは1992年、ミア・ファローとの間の養女であるディラン・ファローに対して性的虐待を行ったと非難されていた。その際、ウッディ・アレンはこの主張を否定している。告訴はされておらず、捜査も行われていないが、この一件はウッディ・アレンのキャリアに影を落としている。

ウッディ・アレンの息子であるローナン・ファローは最近、ウッディ・アレンの仕事を引き受けたことに関してマイリー・サイラスを非難している。「アマゾンはウッディ・アレンに何百万ドルも払って、新シリーズと作品に資金を提供している」とローナン・ファローは語っている。「僕がすごく好きな人も何人かいるんだけど、俳優たちも彼の作品に出演するラインナップに相変わらず名を連ねてるよね。ある人は『これは個人的なことではない』って僕に言ったよ。でも、僕の姉にとってヒーローのような、例えばルイ・C・Kとか、彼女と同年代のスターであるマイリー・サイラスみたいな人がウッディ・アレンと仕事をするたびに、姉は傷ついているんだ。姉や、世界中にいる有罪判決によって名誉を回復されることのない性的暴行の被害者たちにとっては、まさにそれって個人的なことなんだよね」

今回、マイリー・サイラスはウッディ・アレンを擁護している。「私はウッディと似たような世界に暮らしている。つまり公衆の面前の前で暮らすってことよね」と、マイリー・サイラスは『ヴァラエティ』誌に対して語っている。「自分でその人を知って話を聞くまで、私は誰のことも判断しないことにしているの。今回もそうやって始めたのよ。彼と彼の家族を見る限り、彼は素晴らしい人間だし、本当に良い父親だと思う。こう言うと、私を非難する人もいるでしょうね。ご家族にとって辛いことだったと分かっているわ。私の家族も大変な経験をしてきたし、みんな悩みは違うんじゃないかしら」

アマゾンの新番組ではウッディ・アレンとマイリー・サイラスの2人が出演しており、ウッディ・アレンが演じるのは番組の主役となる郊外の家族におけるシドニー・ムンチンガーで、マイリー・サイラスは60年代のフラワーチャイルドで活動家のルーシーという役を演じている。

また、マイリー・サイラスは自身のバイセクシャルとしてのアイデンティティを理解することや、LGBTQのコミュニティに関わることについても次のように明かしている。「私はずっと、自分の性とセクシュアリティが理解できなかったの」

「ずっと『バイセクシャル』という言葉を嫌っていたわ。だって自分を箱にはめてしまうようなものだから。人のことを、男の子であるとか女の子であるとか考えたことはないの。それにニプレスやなんかに、私の性別を左右されると感じたこともないわ」

「5年生か6年生くらいの時に、開眼し始めたの。人生で初めての交際相手は女の子だったわ。私はとても信心深い南部の家族に育ったの。世界はいつも私に『私はきっと大丈夫』だと知る力を与えてくれたわ。両親も理解してくれなかったその当時でさえ、いつかは理解してもらえると感じていたのよ」

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