11月18日に8年ぶりとなるニュー・アルバム『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』をリリースするメタリカだが、ベーシストのロバート・トゥルージロはバンドが曲を書いていくプロセスについて語っている。
『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』は2枚組でのリリースが発表されており、デラックス盤には本作収録曲の原型となったギター・リフが収録された3枚目となる。
米フロリダ州のラジオ局「WJRR」のインタヴューに答えたロバート・トゥルージロは、このアルバムのリリースが決まるまでの制作過程について語っている。
「作っていく過程はすごく楽しいんだ、俺たちはよくジャムをやっててね。ツアーで演奏するときはいつも『ジャム部屋』ってのを用意してるんだよ。まあ、当たり前といえば当たり前なんだけどさ、携帯できるレコーディング用の機材もいつも持ち歩いてるんだよね。なんか思いついたらすぐに録音して整理できるようにね。だって、ジェームス・ヘットフィールドはギターをアンプに挿し込んでノブを回すと、半端ないリフを文字通り一瞬で思いつくんだ。もし録音するものがなかったら、そのアイディアは闇に葬られてしまうわけでね。彼と一緒にいて、周りに録音する機材がないのに、彼がギターを弾き始めると、俺はいつも『ちょっと一瞬待っててくれ!』って感じになるんだよ」
「俺が初めてバンドに参加した時のことを今でも覚えてるよ。さっき言ったみたいなことがあったんだけど、昔はカセット・テープだったんだ。俺はよくカセット・レコーダーを持ってきて『今のをもう一回弾いてみてくれ』みたいなことを言ってたんだよね」
さらに彼は次のように続けている「そんな感じの取捨選択していく過程なんだよね。リフとか、アイディアとかを急に思いついたりする。思いつかない時もある。あらかじめ家で何か考えてリハーサルに持ってくる時もある。そしてそっから書き始めるんだ。ただ、俺たちにとって何が問題かっていうと、リフが多すぎて、どんなに良いリフだったとしても最後まで生き残らないことがあるってことだね。他のバンドの一番有名なリフにだってなり得るような出来でもね。けどまあ、別に悪いことじゃないからね」
iTunesではアルバムの予約を受け付けており、予約すると“Hardwired”を先行でダウンロードできる。
現時点でのリリース詳細は以下の通り。
『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』
2016年11月18日発売
2CD / 3CDデラックス
Disc One:
‘Hardwired’
‘Atlas, Rise!’
‘Now That We’re Dead’
‘Moth Into Flame’
”Am I Savage?’
‘Halo On Fire’
Disc Two:
‘Confusion’
‘Dream No More’
‘ManUNkind’
‘Here Comes Revenge’
‘Murder One’
‘Spit Out The Bone’
Disc Three (Deluxe Edition Only):
‘Lords Of Summer’
‘Riff Charge’ (Riff Origins)
‘N.W.O.B.H.M. A.T.M.’ (Riff Origins)
‘Tin Shot’ (Riff Origins)
‘Plow’ (Riff Origins)
‘Sawblade’ (Riff Origins)
‘RIP’ (Riff Origins)
‘Lima’ (Riff Origins)
’91’ (Riff Origins)
‘MTO’ (Riff Origins)
‘RL72’ (Riff Origins)
‘Frankenstein’ (Riff Origins)
‘CHI’ (Riff Origins)
‘X Dust’ (Riff Origins)
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