U2のギタリストであるジ・エッジとベーシストのアダム・クレイトンが、ニューヨークで行われたU2のファン・サイトの20周年を祝う記念パーティーに飛び入り参加したことが明らかになっている。2人は450人のファンの前でトリビュート・バンドに混じって2つの曲を演奏し、パーティーの主催者までも驚かせたという。
U2は、ファンサイト「@U2」が井戸採掘を行う慈善団体「African Well Fund」に寄付する資金を集めるために、ニューヨークのクラブ、ザ・カッティング・ルームで開いたこの記念パーティーに招かれていた。しかし当初、U2のマネージャーは、バンドは多忙であるため当日はマネージャーと広報が行くかもしれないと返答していたという。
記念パーティーが行われたのは7月29日で、この日、U2はマディソン・スクエア・ガーデンで行われていた8日間のレジデンス公演のオフ日だった。
パーティーに飛び入り参加した時の模様はこちらから。
「@U2」設立者のマット・マッギーが、米『ローリング・ストーン』誌に語ったところによると、バンドのマネージャーと広報が到着した直後、ジ・エッジとアダム・クレイトンが到着したという。その時ファンたちは、ファンの間ではよく知られているジ・エッジのギターテックであるダラス・ショーの登場に目を奪われていた。彼は、その日のイベントのために呼ばれていたU2のトリビュート・バンド、ジ・アンフォゲッタブル・ファイアと共演できるのは喜ばしいと語り、演奏を始めるそぶりを見せていた。
そんなダラス・ショーにファンが気を取られている間に、ジ・エッジとアダム・クレイトンは誰にも気づかれずに通用口から中へ入り、ステージに上がったという。マット・マッギーはこう述べている。「彼らがステージの脇に来るまでは、僕もまったく気が付かなかったよ。自分でも『これは本当か? 現実なのか?』って思ったね」
アダム・クレイトンとジ・エッジは、まるで彼らの分身のようなジ・アンフォゲッタブル・ファイアのメンバーと入れ替わり、“Where The Streets Have No Name”を披露した。そして2人はバンドとの写真撮影のためにポーズをとり、ファンが繰り返し叫ぶアンコールに応えて“Out Of Control”を演奏したのちに、警備員に導かれて会場を後にしたという。マット・マッギーはこう述べている。「まさかここまでしてくれるなんて。オンラインのファンコミュニティにとっては本当に光栄なことだ」
U2は7月31日に北米ツアーを終え、10月と11月にはロンドンとグラスゴーでショウを行う予定となっている。
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