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グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは2012年のドラッグ乱用時の心境を明かしている。

グリーン・デイは通算11作目となる新作『レボリューション・レディオ』を10月7日に全世界同時発売することを発表しており、同作からのリード・シングル“Bang Bang”を公開している。

ビリー・ジョー・アームストロングは、かつてのドラッグ乱用について『Q』誌のインタヴューで次のように語っている。「正気を失い始めてる人間の何がやばいかっていうと、そのことにまったく気付いてないってことなんだ。俺自身、俺の生活は至って正常なものだと思ってたしね。でも、違ったんだ。なんせドラッグ漬けだったからね。それに、ドラッグを使ってる人って合理的な行動ができないんだ。だから、自分の面倒を見る必要があった。だからそうしたまでだよ、俺はドラッグを絶ったんだ」

またビリー・ジョー・アームストロングは、2012年にグリーン・デイがリリースした三部作のアルバム『ウノ!』『ドス!』『トレ!』を批判している。「あの三部作にはまったく方向性がないんだ。もはや多産的であるために多産的だったというか。目的もなくただ前進を続けてたんだ」

さらに彼はグリーン・デイの新作『レボリューション・レディオ』を”怒りの”アルバムではないとしている。「(『レボリューション・レディオ』は)混乱に感化されていて、混沌とした世界の中での自分の立ち位置について意味を見出そうとしているんだ。グリーン・デイの歴史の中でも共通したテーマの1つだよね、”迷子な気分”っていうのは」

グリーン・デイは先日、インタヴューで億万長者から一躍米大統領の有力候補となったドナルド・トランプをアドルフ・ヒトラーになぞらえている。

『ケラング!』誌でのインタヴューで、グリーン・デイは、アメリカの政治情勢が前作のアルバム以降、いかに変わったかについて語り、トランプを非難している。

「トランプについての最悪の問題は、トランプの支持者たちなんだよ」とビリー・ジョー・アームストロングは語っている。「トランプの支持者たちが気の毒でならないよ。彼らは、貧しい、競争相手よりも優位に立てない労働者階級の人たちだからね。鬱憤がたまっていて、トランプはその怒りを食い物にしている。トランプは『あなたに残されたのは私だけで、他に選択肢はない。私がなんとかしようじゃないか』だなんて言ったけど、それってつまりヒトラーだろ!って思ったよ」

「他にどうやって説明していいかさえわかんないな」と、同シンガーは続けている。「自分がもっと大袈裟に言えるタイプだったらな。でも、ブッシュのときは大袈裟に言ったりしたこともあったかもね。でも、トランプに関しては、ただいなくなるのが待ち遠しい、としか言えないな」

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