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シャロン・ヴァン・エッテンが“Not Myself”と題された新曲をリリースしている。この楽曲は今年6月に起きたオーランド銃乱射事件の犠牲者に捧げられたもので、収益は「エヴリタウン・フォー・ガン・セイフティ・サポート基金」に寄付される。

容疑者のオマール・マティーンは6月12日未明、オーランドのナイトクラブのパルスで銃を乱射し、50名が死亡、53名が負傷している。容疑者は警察によって銃殺されている。

この曲の構想について述べたなかで、シャロン・ヴァン・エッテンは次のように綴っている。「元々は犠牲者や遺族に寄付をしたいと思ったの。でも、問題はそれよりも大きなことを知ったのよ」

シャロン・ヴァン・エッテンによる声明の全文訳は以下の通り。

「フロリダのナイトクラブで銃撃があったと聞いた時、わたしは両親とニュー・ジャージーの自宅にいたの。憎しみ、暴力、狭量さというものはいつだって私を苛立たせる。でも、長い間にわたってここまで悲しみと不信感に圧倒されたことはなかったの。犠牲になった人々はただ自分自身でありたかっただけで、その集団の中で安全に気持ちよく過ごしかっただけなのよ。でも、その安全性は恐怖と銃によって侵害されてしまった。

元々は犠牲者や遺族に寄付をしたいと思ったの。でも、問題はそれよりも大きなことを知ったのよ。“Not Myself”はあのおそろしい事件の犠牲者のために書かれたものよ。でも、エヴリタウン・フォー・ガン・セイフティ・サポート基金の研究と啓発を支援することに決めたの。これはアメリカ人によって一緒に銃による暴力を終わらせ、安全なコミュニティを構築するための運動なの。

安全で自分自身であろうとした人々の思い出と共に、みんなで一緒になって、このような次の大量虐殺を止め、銃による暴力を終わらせるのを支援していくべく一つになることを願うわ

心より。

シャロン・ヴァン・エッテン」

他にもフランク・オーシャンやグリズリー・ベアのエド・ドロステがこの悲劇について自身の声明を発表している。

また、ジェニファー・ロペス、メアリー・J・ブライジ、ブリトニー・スピアーズらは、犠牲者の生前を讃える“Hands”という楽曲をレコーディングしている。この曲はジャスティン・ビーバーの“Sorry”の共作者であるジャスティン・トランターや、ジュリア・マイケルズ、ブラッドポップによって書かれたもので、マーク・ロンソンが共同プロデュースを手掛けている。この曲にはグウェン・ステファニー、ジェイソン・デルーロ、ホールジー、タイ・ハーンドン、イマジン・ドラゴンズ、アダム・ランバート、ザ・トランス・コーラス・オブ・ロサンゼルス、MNEK、アレックス・ニューウェル、メアリー・ランバート、プリンス・ロイス、ジューシー・スモレット、ネイト・ルイス、ル・ポールが参加している。

“Hands”の音源はこちらから。

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